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お酒の話

グランブルー

2004年1月15日 00:00

普通に売っている焼酎です。しかも普通の甲類焼酎です。ぱっと店頭で見つけて何がすごいんだ。という感じの代物。青いキレイな角瓶であるってことをのぞけば一見変哲はない。んだけど、よくみると海洋深層水使用って書いてあるんだな。

今の時代、ビールだって何だって海洋深層水なんて、猫も杓子も使ってるしたいして関心はない。とおもって、飲みもしなかったんですよ。ある日まで。

そのある日というのは、年も押し迫った2003年の暮れ。
出張中にちょっと仕事で手が空いた時に、北海道での仕事でお手伝い頂いているKさんにちょっとした情報交換にと連絡した所
「今面白い人と会ってるからおいでよ」
というお誘いに乗って、うかうか出向いたのが運の尽きでした。

そこには、「らうす海洋深層水」という会社の社長(といっても若くて穏やかな感じのかたです)がいらっしゃいました。そこで、知った新事実が、なんとグランブルーに採用されている海洋深層水は、同社の海洋深層水なんですね。
オホーツク海を眺めて住んでいたことのあるものとしては、ちょっとそれだけでも応援したくなってしまいます。

社長「じつは、この深層水を採用頂くのにちょっとした紆余曲折があったんですよ」
F「ほう。」
社長「合同酒精のかたがはじめにお見えになって、うちの深層水を採用したいといって頂けたんですけど、一度お断りしたんですよ」
F「なぜ?良い話じゃないですか?」
社長「うちの会社はあくまで地域おこしの会社なので、地域にメリットの無い話は全てお断りするんですよ」
F「??」
社長「はじめ、合同酒精さんは仙台の工場で作られるとおっしゃったんですね。だとすると、仙台は儲かるけど北海道はどうなんだと」
F「なるほど。で、結局どうなったんですか?」
社長「一度、お引き取り頂いた後もう一度いらして頂いたんですね。そこで、仙台ではなく旭川工場で作るというご提案を頂いたんですね」
F「ほうほう」
社長「本音としてはらうすがストレートに儲かるのが良いですけど、工場作れとは言えませんし。そこでOKしました。今では良いお取り引きをさせて頂いています」

ということで、一見普通の甲類焼酎に海洋深層水が入っているだけのようですけど、北海道人による、北海道のための酒といえる焼酎なんですね。
実にあっぱれ。

社長「おまけなんですけど、グランブルーはフランスのシラク大統領御用達のお酒なんですよ(笑)」
F「なぜ何ですか?」
社長「親日家のシラクさんが日本にきた時に『フランス語の名前のついた焼酎がある』と感激して下さって、良く飲んで頂いているんですよ」

こんなでも北海道発世界。フランス人みんなが飲んでくれるともっと嬉しいですね。
普通の見た目にもこんなことがあるんですね。

人は見た目に寄らず。酒も見た目に寄らず。いまでは、私も焼酎はグランブルー派です。

骨酒

2003年11月 1日 23:00

冬は暖かい日本酒が良いけど、ただの熱燗だけじゃなく、ヒレ酒とか骨酒とか、ヒト趣向凝らした日本酒が美味しいものです。

金沢まで出張。セミナーに出るのが目的だったんだけど、真の目的は、このサイトの愛読者様と一杯やる事。世の中面白いもので、いままで愛読者様と一杯やるといえば、直接メールを頂いたりして、メール交換をして、メルトモになって、で、オフ会を開いて「カンパ~イ!」という流れが基本でした。

ところが、この愛読者であるマダム様はちょっと違います。なんと、去年のイベントのパネラーでのこのこと東京に行った時に、一緒にパネラーをされた方なんですね。で、そこの打ち上げで、一通り乾杯した後に、「聞きたかったんですけど.....」と遠慮深くお声がけされて、何かと思えば、「えふのへやってサイトをされているえふさんですよね」と、突然、聞かれたんでビックリです。手順が、乾杯してからメルトモになってメール交換開始という、まるっきり逆転です。
何でも、ご主人ともども、このサイトをご愛読頂いていたようで、パネラーで同席するというのを見て、実物かどうか確認したかったとのお話でした。で、そこでサイトの話でも盛り上がったんで、「石川県に行く時は、必ず連絡するので一杯やりましょう!」というお約束をしてきました。

で、この冬に、丁度、金沢に用事があったんで、そこまで出張る事に。で、マダム様と合流して、金沢駅周辺の飲み屋を探して徘徊。時間も早かったので駅構内の一杯居酒屋風のおでん屋に入店。
マダム様は残念ながら、石川県とはいえ金沢からは遠く一杯やりたくても車なので飲めないとの事。会話に付き合ってもらいながら、一人で飲む事に(^^;
地酒も美味しければ、肴も美味しい。一杯居酒屋にしては贅沢です。もう一杯欲しい感じだったので、吊るしてある札を見ると「岩魚の骨酒」というのを発見。こいつにしようと、注文。
やっぱり骨酒といえば、大きいコップや徳利、竹筒とかに、良く焼いた川魚を入れ、熱燗をそこに注ぎ、お猪口に次ぎながら飲む。もしくは、魚が小さければ、ヒレ酒のようにコップからそのまま飲む。というのを想像して待つ。
が。待てど暮らせどこない。マダム様の
「ちょっと遅いですね」
というのを聞いて
「忘れたのかもしれませんね」
と、別のものを注文しようとした時に、目の前に巨大な深皿が登場。
真ん中に巨大な岩魚が横たわり、丁度、焼いた岩魚が浸るくらいの透明な暖かな液体が入っていました。
どう見ても、岩魚の煮付(笑)
この皿、というか丼を持って飲むって言うのは、煮付の煮汁を飲んでいるような状態。
二人で唖然。思わず、相互にデジカメによる、岩魚の骨酒撮影会。
丼でお酒を飲むなんて大学生以来です。お味はとっても宜しかったんですけど、びっくりしました。

家に帰って、家内に話をすると
「骨酒って、そういうもんだよ」
と、一笑に付されてしまいました。ひょっとして、僕がいままで飲んでいた、骨酒のほうが違うってこと?
謎が深まる一杯でした。

球磨焼酎

2003年1月15日 00:00

球磨焼酎って銘柄じゃないじゃん。なんて突っ込まないで下さいな。実はこの年末、九州は人吉球磨まで行ってきました。ま、仕事で行ってきたんですけどね。

これまたすごい田舎。田舎者の私がいうんだから間違えありません。真の田舎です。
福岡の博多駅から八代駅まで特急で。じわじわとビルが減り、田んぼが増え、森が増えと個人的にはわくわくする感じです。そして、八代駅では、なんと!かっぱが弁当を売っている。このきぐるみが結構怖い。妖怪としてのかっぱの面目躍如という感じでした。
そこで、人吉駅行きの急行に乗りかえるのですが、それ以降は、どこまで行っても田舎。車窓の風景は、This is 田舎!グレート田舎!思わず道中の貸し切り状態の車内で無駄にはしゃいでおりました。

そして人吉駅到着。仕事の予定よりかなり早く到着。そして改札から出て駅の目の前に通りを挟んで聳え立つツインタワー。と、思いきやどちらもビジネスホテル。向かい合いで10階建てくらいのビジネスホテル。垂れ幕で一泊3,500とか書いてあるし。でも、1階を見るとどちらも小奇麗な観光客向けの土産物屋。
待ち時間に覗いてみようと入店してみると売っているものは、焼酎と菓子。ひたすら膨大な種類の焼酎と、膨大な種類のお菓子。他の選択肢はない模様。お酒くらいしか関心がないので、焼酎の棚を見る。どうも、どれも球磨焼酎らしい。地ビールとかさ日本酒とかさ、田舎らしいほかのお酒もあるでしょう?ね。と思わずつぶやきたくなった。

で、そうこうしているうちに、仕事へ突入。仕事の終わりは、人吉市に隣接しているとある村。撮影を見学して、村長はじめ地域住民が地域情報化に燃えているのを鑑賞。うーん。実に素晴らしい結束。で、撮影終了。当然飲み会に突入。

村長「まずはビールだな。さすがに喉が渇いた。」
そりゃそうでしょう。撮影に照明はつきもの。これが結構熱いのです。そして、焼酎以外も飲むという事実に一安心。酒宴が進むと、太い竹筒を斜めに切った、シシオトシのようなものが、火鉢の上に立てかけられていることが発覚。
地元の若い衆がおもむろに、その竹筒を持って
「さぁさぁ、まぁ、一杯。熱いのでどうぞ」
と、コップに何やら注ぎ飲むことを薦めますんで、素直に飲みますと。
お、うまい焼酎。
F「おいしいですねぇ」
村長「これが球磨焼酎です」
F「なるほど」
村長「冬はこうして飲むのが一番です」
その場の雰囲気で楽しく次々と杯を空けていくが、ある時、気がついたのは「これって、焼酎のお湯割りじゃなくて、焼酎の熱燗じゃん」と。ビンボー学生がビッグマンで最も素早く酔う方法として推奨されている奴じゃんか。
でも、そのうちグラスも竹筒を短く切ったものに途中で変わり、非常に風流な飲み会に。うまいものはうまいんだからしのごの言わず飲みましょう。意外と底冷えする球磨の冬の夜にはぴったりです。
その調子で、色々な球磨焼酎をとっかえひっかえ、夜更けまで楽しく飲みました。次の朝の目覚めもかなりすっきり。

そして次の日に、人吉市役所に仕事の取材に。はじめはまじめな会話をだらだらとしていたのですが、昨日の飲み会の楽しさとお土産の豊富さをもとに球磨焼酎に移ると、対応してくれたかわいらしいお姉様と、ダンディなオジサマの目の色が変化。
オジサマ「球磨焼酎というのはですね。スコッチみたいなもんなんですよ!」
F「?????」
オジサマ「お酒の産地銘付きジャンルというのは、世界でも稀なのです!!」
お姉様「ヨーロッパのスコッチウィスキーに日本の球磨焼酎です!」
F「はぁ、なるほど」
あとは気迫に押されっぱなし。元々の予定の取材の話はどこへやら。挙げ句に蔵にまで連れ込まれそうになる始末。

一つだけ分かったことがある。人吉球磨の人々にとって、本当に愛すべき酒が球磨焼酎なんだなと。そのエリアの人の誇り高い愛着は、世界だって敵じゃないんだろう。
こういう気概が都会に負けない田舎を作るんだろうなぁ。
迫力に負けて帰りのお土産は、しっかり球磨焼酎になってしまいました。

海外に行く友達に「スコッチ買ってきて」というのと同じ感覚で、これからは人吉球磨地方に旅行に良く友達には「球磨焼酎買ってきて」というようにしようっと。

ブロンクス

2002年10月 1日 23:00

最近仕事で関わってた、ビジネス系のコミュニティサイトがあります。
とはいっても、こういうのって大体まっとうに盛り上がっていることはないんですよね。これも、例に漏れず閑散としたコミュニティだったりしました。
まぁ、とはいえ仕事なんで、私の本業で、そこそこ感心のあるセキュリティに関する話題とデータベースに関するコミュニティくらいは多少の発言もしないといかんなぁと、ちょぼちょぼと発言を書いていたのです。

ある日突然、妙なメールが。
そのコミュニティで私の発言を見てメールをくれたとのこと。
ちょっとびっくり。
なんでも、ニューヨークの大学院に所属していて、今、日本のセキュリティの現状をリサーチをしているとか。
で、読んでいると、
「時間があったらその研究の参考に意見を聞かせて下さい」
と、書いてあるじゃありませんか。
意見たってねぇ。所詮ただの酒飲みだし。
OKの返事でも書いておくか。
とOK書いた時点で、長期出張(PCなし)という状態に。
そうするとまた丁寧に、質問項目と回答方法の希望を聞く内容が。
メール返答は
「携帯メールでするにはちょっと大変なので」
という返事を先方に返したら、
「電話でよろしいですか?」
とのことなので、何も考えずOKとメールで返してから、相手が国際電話だと気がつきどうしようと困っていたら。
先方がそれでOKの返事が。
あとは、お酒飲みながら、仕事しながら携帯メールで電話の時間調整。
時差ってあるんだよね。気がつかなかったけど。
で、ついに携帯電話が。
うぉ。凄い桁数のナンバーディスプレー。国際電話初体験。
F「はい、Fです」
T「あ、始めまして」
と、丁寧なご挨拶。声を聞いてビックリ。すごく若てかわいらしい感じの声の女性。
しかも、このお酒の部屋を読んで気に入ってくれたとのこと。
かなり嬉しいじゃありませんか。
どんないかつい研究者かと、かってに想像していた自分の不明を恥じるばかりです。
ヒアリングは小一時間ぐらい。
で、さいごまで、非常に丁寧に受け答えして頂きました。

その後。

非常に丁寧な、質問に対するお礼メールが。
そして最後に
「インタビューのお礼です。私の住んでいる街の側の名前のカクテルです」
と、ブロンクスのレシピが。
酒飲みへのお礼としてはほぼ必要十分ですよね。
まぁ、出張先のバーで、ブロンクスを飲んで、バーテンダー相手に ちょっと気分のいい国際電話体験をしゃべっていました。

樹の宝

2002年6月15日 00:00

究極?の一村一品ということで。
ちなみに皆さん、松茸の北限って知ってます?なんと、北海道は西興部村だそうです。
まぁ、あくまで村の自称ってことなんですけど。とはいえ、採れる数量も少なくて 一村一品で松茸!って、そのまま出しちゃうとアウトなんだそうです。
で、どうしたかというと、平成元年に一村一品として、3000本につき、30Kgの 松茸を混入した、松茸焼酎を開発!
で、西興部村の一村一品の焼酎「樹の宝」が誕生したそうです。
720ml一本あたりに、何と5gの松茸が!
って、触れ込みなんだけど、それが多いのか少ないのか......。
とはいえ、非常に気になる!!ということで、車で2時間ちょっとかけて 旭川から西興部まで、お取り引き先の社長に連れていっていただいて、思い切って購入してきました。

で、もどってきて、お取り引き先で開封。
若いスタッフ4名と、連れていって頂いた社長、私の6名で試飲会。
というか、香り松茸ですし、視嗅会。

社長「う~~~~ん。なんか、匂いはする」
スタッフA「いや、なんでしょう?」
スタッフB「なんか、セメダインの匂いが」
スタッフC「いや、あー松茸のお吸い物の匂いだ!」

結局、みんな何の匂いか分からず。
でも、冷静に考えると、私も含めてこの中で、松茸を日ごろ慣れ親しんでいるもの がいないことが発覚。
で、後日、わざわざ東京まで空輸。
松茸を食べなれているであろうもう少しリッチなブルジョアを集めて、 別途、試飲会を開催。
のむまえに、ずばずばとクレームの嵐。
A「ちゅうか、このパッケージがまず何とかならないの?」
B「北限だからって松茸ってのはつまらんよね。もっとサイドストーリーはないの?」
C「緑の瓶がねぇ.......。」
F「あははは。まぁ、飲んでみて下さいな」
みなに注いで、試飲開始。
A「あ、確かに『ほんのりと』松茸の香りがするよ」
B「うんうん、たしかに」
D「しかし、5gってのはどうなんでしょうね。多いんですかね」
A「うーん。微妙だよね。これより臭いのも考え物だし」
F「で、皆様の総評を」
A「........。びみょ~だねぇ.....。上手いかといわれると普通の焼酎」

と、いうことで「香り松茸、味焼酎」というオチでした。

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