1. ホーム
  2. のらマネージャーのブログ
  3. 携帯簡単パブリックアクセス

携帯簡単パブリックアクセス

ネットで配信しよう

2005年2月20日 12:00

動画を作ったら、配信しないと意味がありません。多分、ネットで調べればAVIファイルを望みの配信が可能な形式に変えてくれるソフト等を発見できるはずです。また、Windows Media Player用であれば、前回のムービーメーカで出力時に適当なWMVファイルにすれば完了です。
あとは、適当なサーバにアップして下さい。ファイル容量が過度に大きくなければ、そこいらのフリースペースやBLOGサービスなどでも十分です。

でも、折角、携帯で撮った画像で作ったのですから携帯ユーザー向けの配信もしてみたいところですよね。実はAU以外はそれほど大変ではありません。作ったAVIファイルを適当な解像度に変更して、携快電話11で、ムービー出力で対応機種向けのムービー画像で出力すれば、あとはPC用とさほど変わりません。

なので、一番面倒くさいAU用で説明していきましょう。

■おんぼろINFOBARで動画を見よう。

INFOBAはデザインはいいんだけど、動画機能はちょっとしょぼいです。なので、これで見れれば他でも十分見れるでしょう。

1.まず解像度を揃えます。
たぶん今手持ちのAVIファイルは、720×480の高解像度かと思います。これを96×80にしましょう。mv2aviを使いましょう。(直接2でも作業ができると思いますが、作業が重たくなるので、事前にこの作業をしておくことをお勧めします。)

a)元のAVIファイルを開きます。
b)次に「ファイルの出力設定」でサイズを96×80(INFOBARはこの大きさ)にして圧縮フィルタは両方とも空欄として、OKを押します。
c)最後に「ファイル」メニューの中の「ファイルの出力」を選んで、解像度を変更したAVIファイルを出力します。

2.携帯電話用にファイルを変換します。
ようやくここで、再び携快電話11の登場です。1で作った解像度の変更したAVIファイルを携快電話11のムービー編集で開きます。

a)右上のゾーンに作ったAVIファイルをアップします。
b)ムービー出力設定で「携帯電話向けムービー作成」を選択します。
あわせて、メーカー、機種やら何やらを設定します。
c)ムービーを出力します。
ここで、長すぎるとかいわれますが、各機種のと利用方法に関しての上限容量にさえなっていれば大丈夫です。容量が大きすぎたらどうするか。一から編集し直しかPC用で我慢するかです。

3.配信をセットします。
この場合、メールに添付して知っている人に配布してもしょうがないので、Web等のサーバーに作ったファイルをアップします。
AUはただアップしても、画像は見ることはできません。

画像をアップした後で、以下のようなHTMLを作ってアップする必要があります。

ダウンロード再生の場合の設定例 (AMC形式=Wシリーズ、Aシリーズムービーケータイ向け)


<?xml version="1.0"?>
<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML Basic 1.0//EN"
"http://www.w3.org/TR/xhtml-basic/xhtml-basic10.dtd">
<html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml" xml:lang="ja" lang="ja">
<body>
<object data="http://ファイルの場所/ファイル名.amc" type="application/x-mpeg" copyright="no"
standby="動画ダウンロード (オブジェクトダウンロードを起動する為のリンク部分文字)">
<param name="disposition" value="devdl1q" valuetype="data" />
<param name="size" value="119065" valuetype="data" />
<param name="title" value="タイトル名" valuetype="data" />
</object>
</body>
</html>
ショートストリーミング再生の場合の設定例 (AMC形式=Wシリーズ、Aシリーズムービーケータイ向け)
<?xml version="1.0"?>
<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML Basic 1.0//EN"
"http://www.w3.org/TR/xhtml-basic/xhtml-basic10.dtd">
<html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml" xml:lang="ja" lang="ja">
<body>
<object data="http://ファイルの場所/ファイル名.amc" type="application/x-mpeg" copyright="yes"
standby="ストリーミング (オブジェクトダウンロードを起動する為のリンク部分文字)" >
<param name="disposition" value="devdl2q" valuetype="data" />
<param name="size" value="119065" valuetype="data" />
<param name="title" value="タイトル名" valuetype="data" />
</object>
</body>
</html>
attributeの設定について。
tag AMC形式用attribute 3GPP2形式用attribute 説明
object data="http://*****.*****/xxxxxx.amc" data="http://*****.*****/xxxxxx.3g2" 再生するムービーデータを指定。
type="application/x-mpeg" type="video/3gpp2" data属性で指定されるMIMEタイプを指定。
copyright="yes" copyright="yes" 対象データをダウンロード再生とする場合は「no」、ショートストリーミング再生の場合は「yes」を記述。
standby="動画ダウンロード" standby="動画ダウンロード" ダウンロード、ショートストリーミング再生動作を起動する際のリンク文字の内容を記述。
param name="用途/動作disposition" パラメータとしてここでは「disposition」を記述。
name="title" ケータイにダウンロードする際のファイル名 (データフォルダ内での名前) を記述。
name="size" データのサイズを記述。 (バイト)
valuetype="data" Value属性で指定する値のタイプを記述。ここでは「data」を記述。
再生方法 拡張子 データ形式 copyright
attribute値
disposition
attribute値
用途/動作
映像 音声(※1)
ダウンロード再生 amc MPEG-4 QCELP no devdl1q ・用途=<object_download>
・動作=コンテンツのダウンロード再生→データのダウンロードが完了した時点で、再生を開始します。ブラウザ上でのコンテンツ選択からダウンロード開始前に、「ダウンロードしますか?」等の確認を行います。同dispositionを指定されたコンテンツはデータフォルダへ保存することが可能となります。
なし no devdk1n
なし QCELP no devdl1bq
3g2 MPEG-4 AAC no devmpzz
AMR no devmpzz
なし no devmpzz
なし AAC no devmpzz
AMR no devmpzz
ショートストリーミング再生 amc MPEG-4 QCELP yes devdl2q ・用途=<object_download>
・動作=コンテンツのショートストリーミング再生→データ読込みが完了した時点で、再生を開始します。ブラウザ上でのコンテンツ選択から読み込み開始までの間は、「通信中!」などの表示を行い「ダウンロードしますか?」等の確認は行いません。同dispositionを指定されたコンテンツはデータフォルダへの保存は不可能となります。また、データは動画再生終了後、自動消去されます。
なし yes devdl2n
なし QCELP yes devdl2bq
3g2 MPEG-4 AAC yes devmpzz
AMR yes devmpzz
なし yes devmpzz
なし AAC yes devmpzz
AMR yes devmpzz
なぜかうちのINFOBARではダウンロードは上手く行かなくて、ショートストリーミングで見ることが出来ました。とりあえず、携帯向けにコンテンツ配信ができると言う事で。

これで技術上の話は一応終わりです。
長々書いたので大変そうですが、これらの作業自体はさほど大変じゃありません。撮影から編集、アップロードまで休日半日もあればできてしまいます。ぜひチャレンジしてみて下さい。

でも、技術上の問題はさて置き、「何を撮ればパブリックアクセスなの?」というのが分からないという人も多いでしょう。次回からはパブリックアクセスな番組を作るのに必要な考え方をつらつらと書き連ねて行きたいと思います。

情報を足していこう

2005年2月10日 12:00

映像を繋いだところで、十分に伝えたいことが伝わるかどうかといえば、きっと不十分なので、色々と情報を映像に足していく必要があります。 情報の足し方は、大雑把に二つくらい。

1.スーパーを足す。
文字を上に載せるというのが一つ。テロップとかスーパーという奴。でも、元の画像が小さいので、文字のあまり多くは乗せれません。大きな文字で少しの捕捉ができる程度です。

2.ナレーションを足す。
音声を乗せるというのも一つ。これも所詮、1カット4秒程度しかないので、ほんの少し捕捉ができる程度。あまり多くの情報を足すことはできません。

■スーパーを足そう

色々高価なソフトを使うのももったいないので、メディアプレーヤーのおまけのムービーメーカーを使いましょう。タダですし。

1.まずは作ったAVIファイルを取り込みましょう。

2.ストーリーボードにならべる。
編集したAVIファイルを取り込むと、いくつかに別れていることもありますが、画面下の順番にストーリーボードに入れましょう。

3.次に、タイムラインの表示を選択して時系列で内容が分かるようにして下さい。

4.コメントを作る。
ここで、ツールより「タイトルおよびクレジット」を選んで、コメントの文章と、コメントの出方を決めて下さい。
ここでポイントになるのが、コメントの文字の大きさと色です。文字は十分に大きくすることをお勧めします。元画像の全体の色身を良く観察して、あまりケバケバしくない色を選ぶようにしましょう。

5.表示タイミングを揃える。
次に画面下部のタイトルオーバーレイのところに出てきたボックスを動かして、スーパーの表示のタイミングを調整して下さい。

6.で、4と5を繰り返して、必要なだけスーパーを乗せて下さい。

7.再度出力する。
「ムービーファイルの保存」を選んで下さい。「ムービーの設定」から「その他の設定」を選んで下さい。ほとんどの設定がWMVファイルでの出力です。PC用にアップしてしまうのであれば、好きな設定でかまいません。ただ元の画像が非常に小さいピクセルですので、画像のピクセルが小さいほうがそれっぽく見えると思います。更に加工したい場合は「DV-AVI(NTSC)」を選択して下さい。唯一、AVIファイルで出力されます。

■ナレーションを足そう

スーパーを足すのと同じ要領で、ムービーメーカーでナレーションをつけましょう。でもナレーションは別で録音して下さい。WAVファイル(****.wav)という形式で音声を作る必要があります。

なので、これもただソフトで行きましょう。市販のマイクをつけて、Windowsに付属のサウンドレコーダーで録音しましょう。簡単にナレーションのWAVファイルができます。なるべく、細切れですこしづつの音声ファイルにしましょう。

1.「スーパーを足そう」の3まで一緒です。

2.音声ファイルを読み込む
準備ができたら「オーディオまたは音楽の読み込み」を選んで、作ったWAVファイルを読み込んで下さい。

3.音声ファイルを配置する
取り込んだWAVファイルを画面下部のタイムライン上に配置していきます。

4.音量バランスの調整
配置が終わったら、ツールの「オーディオレベル」でオリジナル音声と挿入したナレーションの音量バランスを決めます。

5.2~4を繰り返して必要なナレーションをセットして下さい。

6.「スーパーを足そう」の7に沿って出力して下さい。

「なんだ、WAVだったら音楽でもやれるじゃん」と思ったあなた。技術的にはその通りです。ここではそれをお勧めしません。
というのは、まず、万人(もしくは地域内の不特定多数)向けの配信がパブリックアクセスの前提です。とすると、著作権の問題が明らかに発生します。完全にご自分の作詞、作曲、演奏、録音であれば問題ありませんが、市販CD等から撮ったものは何らかの権利が発生しています。ですので、利用はなるべく避けるようにして下さい。
また、こんなに短い内容で音楽をかぶせても、肝心の内容が伝わる構成になるとは思いにくいというのもあります。そういう観点から音楽に頼らない番組制作を心がけて下さい。

大体これで内容的には十分なものになったかと思います。

簡単に編集してみよう

2005年1月30日 12:00

さすがに編集作業自体は、携帯(私の場合はINFOBAR)だけではできません。

PCを買いましょう。携快電話11をインストールしましょう。なんと。このソフト、簡単ですが動画編集機能がついています。多くの場合、この解像度の画像の編集であれば、このソフトだけでほとんど事が足ります。

■動画を取り込もう

基本的に、説明書通りやれば簡単にできます。
作業順としては、
1.USB等で携帯電話とPCを繋ぎます。
2.カメラ画像の取り込みで、カメラのデータをPCに移します。
3.ムービーの編集で、取り込んだ動画を確認します。
4.晴れて編集作業開始。
となります。

■とりあえず編集してみよう

編集も異常に簡単です。

1.使いたいカットを、右上のゾーンに持っていきます。
2.右上のゾーンで必要な内容を順番にならべます。

ここまででもOKですが、更に凝りたい人は、

3.必要なカットを選んで、「カット」を使って、使うカットの端を調整します
4.必要であれば「エフェクト」からカットのつなぎ目を選んで、右上のゾーンの並びのに挿入していきます。

多分、まずはこのぐらいでいけるでしょう。
一通りつなぎが終わったら、まずは再生してみて下さい。
お気に召すまで、1~4を繰り返して下さい。

■まずはPCで見れるようにしよう

お気に召すものができたら、PC用のファイルにしましょう。
これも簡単。
「ムービーの出力設定」から、PC用を選んで、ピクセルを設定しましょう。
次に、「ムービー出力」を押すだけ。
すると、色々と利活用可能なAVIファイル(****.avi)という形式で出力されます。ウィンドウズのメディアプレイヤーあたりで再生してみて下さい。繋いだ通りの映像が見れるはずです。
とはいえ、AVIファイル自体は容量が大きいので、このままでは配信用に不向きです。フリーソフトなどで、やりたい配信形式に変更して下さい。

携帯動画を取ってみよう

2005年1月20日 12:00

取り方は簡単。携帯電話の説明書を見て、動画を取って保存すればOK!

といいたいところだけど、ちょっと取り方を気をつけてみよう。
まずは、動画撮影全般の基本。
次に、携帯ならではの画像の粗さ。
次に、1カットあたりの撮影時間の短さ。
最後に、音声の取り方。

■動画撮影の基本をやってみよう。

特にパブリックアクセスの場合、人を撮るというのが結構ポイントとなる、と思います。案外、簡単に撮れそうで撮れません。動画撮影の基本と言う事で、2つのポイントに気をつけてみましょう。

1.顔を真ん中にしない。
案外座りの悪い構図になりがちなのが顔を真ん中にして撮影してしまうこと。真ん中ではなく顔を少し上に持ってくるようにしましょう。画面全体に顔じゃなくて人物全体が入るように気をつけてみましょう。
顔文字でイメージするとこんな感じです。
上 [:-)□] ×
上 [:-)□=] ○

2.視線の先は少し空ける。
顔などを横(斜め横なども)から撮る時は、視線の先に少し隙間を空けましょう。
顔文字でイメージするとこんな感じです。
左 [ (_^*)] ○
左 [(_^*) ] ×

色々あるんですが、これだけ気をつけてみて下さい。随分変わると思いますよ。

■画像の粗さを考慮しよう。

この辺はDV馴れした人も、少し困っちゃうところかもしれません。とっても画像が汚いんですね。96×80ドットの動画なんて、TV(720×480相当)に慣れた人には耐えられないこと確実です。
よっぽどアップのバストショットでもない限り、人物の顔なんざほとんど区別つかないものです。じゃぁどうするのか。これも二つのコツを考慮しましょう。

1.しっかりアップで撮る
会話などはきちんと区別がつくようにしっかり寄って撮りましょう。
被写体に失礼になならないように、きちんと本人の許可を得て取ることが重要です。

2.モーションを撮る
実は、動きはかなり画像が粗くてもそれなりに上手く見えます。
なるべく背景を動かさず、被写体の動きだけを撮るとより奇麗に取れます。人の目というのは動くものは多少画像が粗くても適切に認識します。その性質を活用しましょう。

この辺の性質を踏まえて色々と工夫しましょう。

■撮影時間を考慮しよう。

DV馴れした人にとって厳しいのが、撮影時間の短さ。1カットせいぜい4秒。異常に短いんです。まさに1回の撮影がそのまま編集時の1カット。もっと言うと、普通のTV番組なんかでも1カットは15秒ぐらいはあるものです。なので、ちゃんとした機材で番組制作をしたことのある人には、非情に抵抗感があるかと思います。

その代わり何度でも取り直せるんで、とにかくパシャパシャ撮ってみましょう。

■音を撮る。

携帯カメラの持ち方に気を付けましょう。
マイクの所を持って撮影すると、音が全然入りません(笑)
案外、各種携帯電話は撮影時にマイクの所を塞ぐ形で持ってしまうようなデザインになっています。自分の携帯電話の音声入力がどこからされているのかを確認して使いましょう。
あと、ちゃんとしたマイクではないので、必要な情報を撮りたければ十分近づかないと、何の音だか理解できません。アップでしっかりと音を撮る必要があります。


この辺を気をつけて、とにかく沢山のカットを撮っておきましょう。撮って撮って撮りまくるのが、はじめのうちはコツです。撮る時は、ちゃんと被写体になる人からは許可を取りましょうね。

パブリックアクセスって何だ?

2005年1月10日 12:00

いつも企画倒れになる連載シリーズですが、またはじめてみました。 お題は「携帯簡単パブリックアクセス」という、なんだか意味不明な代物です。要は今時の携帯電話の動画機能を利用して、パブリックアクセスに挑戦しようという非常に簡単なことです。

とはいえ、「携帯電話ぐらいは分かるけど、パブリックアクセスって何だ?」という人も少なくないでしょうから、まずはその解説から行きましょう。とは言っても私の主観がガリガリ入っていますんで、その辺は読者がご自由に斟酌してご利用くださいませ。

■パブリックアクセスの始まり

パブリックアクセスはもともとアメリカで1984年に生まれました。そもそもはCATV事業が地域独占事業にする代わりに、大衆に自由に利用できるチャンネルを提供することをCATV事業者に義務づける法律が1984年に可決したのが始まりです。
その時の法律の通称が「パブリックアクセス法」といわれていたために、CATV等を使ってその地域の住民が自分で番組を作って、その番組を自由に配信する活動を「パブリックアクセス」と呼ぶようになりました。
ちなみに、アメリカのパブリックアクセスは、一定の研修さえ受ければだれでも番組を持ち込むことができて、基本的に検閲無しで配信されるそうです。その雰囲気は、映画パブリックアクセスをご覧頂けると理解しやすいのではないでしょうか。

■パブリックアクセスの意義

これについては、研究者各人各様の解釈があると思いますが、最も大きいのは情報のバランスを取るということだった私は考えています。やはり、国営放送と民営放送(この場合、営利企業による放送)だけでは、世論形成を担う放送媒体としてはバランスが良くなく、そのバランスを取ると言うことで、市民が自由に意思表明できるという仕掛けを必要としたのではないでしょうか。
そういう意味では、昨今世を騒がせているNHKが国営ではなく公共という不思議なスタイルの放送局であると言うことと、非常に近い価値があるのではないかと考えています。極論ですが、政府と企業が結託して、世論を誘導するということを避けるために、日本ではNHKという公共放送を作ったのに対し、アメリカではパブリックアクセスという形で市民に自由に番組を作らせるという形式を取ったともいえます。

■なぜ今、日本でパブリックアクセスなのか

今、日本でパブリックアクセスという活動が必要とされてきています。NHKが不祥事を起こしたから、というわけではなくて、すこしづつその潮流ができつつあります。代表的なのが、熊本県の有限会社プリズムを中心としたパブリックアクセスの活動です(コラム参照)。
財政面を中心に地域への権限などの委譲が必要とされる中で、日本のキー局を中心としたマスメディア体制では、地域の人がその権限を構築し判断するのに十分な地域情報が流通しにくいという側面が生まれてきました。これからの地域、地方を中心とした経済圏や生活圏を築いていくに当たって、現在のマスメディアやブロックメディアでは不十分になりつつあるのです。
その補完的な側面を伴って、市民の手による必要な情報の収集と、その配信の保証によって、元々のアメリカ型パブリックアクセスとは違った意義を持つ新たな日本型パブリックアクセスがうまれてくるのです。

■パブリックアクセスは実現できるのか

私は、できると思っているのでこういうサイトもやっていますが、困難は少なくありません。
一つはアメリカのように、強烈な法律で市民の権利が擁護されているわけではないので、市民が自由意志を持って作った番組が自由に配信できるわけではありません。いわば「権限」の問題。
もう一つは、市民がそれぞれ、相手に伝えるだけのコンテンツを見出し編集する能力が育っていないということも上げられます。すなわち、仮に、そういう権限を市民に与えてもすぐに優良なチャンネルが出来上がる保証もありません。いわば「能力」の問題。
もう一つは、マスメディアに慣れた視聴者に対し、この視聴率競争の中、限られた生活の時間からこのパブリックアクセスをチョイスさせるという困難があります。権限を得て、良いチャンネルを作っても、見てもらえなければ無意味となる恐れがあります。いわば「競争」の問題。
この3つの困難を越えることが、パブリックアクセスに要求されています。

■実現へのチャンスはどこにあるか

私は、この三つの問題は自動的に解消されると考えています。

「権限」の問題は、二つの解決の流れがあります。CATVなどと協業する場合には、当然、市民による自主ガイドラインを策定することで、法的な権限がなくとも様々な批判をかわすことが可能です。しかしある意味、民放などと同じ手法です。
実は、この解消には、もう一つの流れであるインターネットという配信媒体が有効であると考えています。こちらにはコンテンツに関する法的規制は非常に少ないため、アメリカ型パブリックアクセスのコンテンツ配信が可能となってきます。しかし、「競争」の問題はより激化してしまうため、新たな解決の努力が必要となります。

「能力」の問題に関しては、動画馴れした市民を増やすということに尽きます。デジタルビデオカメラの普及で、そういう市民も随分と増えたとは思います。しかし、市民全体から占める比率は非常に少ないといわざるを得ません。実は、携帯カメラの動画機能から動画馴れする人のほうが圧倒的に多いのではないかと考えています。そう考えると、携帯動画から動画に入った人が、デジタルビデオカメラにバージョンアップするか、携帯動画でそのままパブリックアクセスに入れるようにできれば、かなりの可能性は望めます。

最後の「競争」の問題ですが、リップマンが著書「世論」で指摘しているように、人間がメディアの中で関心があるのは、まずは自分のことであり、次に家族のことであり、そして知人のことである、ということから考えると、実は作った人の友達や知人がコンテンツをまた作るというサイクルさえ作れば、いわば口コミと同じ構造で、十分にマスメディアと競争できるだけのチャンネルになるといえます。

■だからやってみた

上記から考えると、いわばインターネットで配信を前提として、携帯動画で気楽に番組っぽいものが作ることができれば、パブリックアクセスという潮流は、ぐ~んと近づくと思います。このシリーズを見てその気になった人が、パブリックアクセスに挑戦してくれたら良いなと思います。
なので、次回から、まずは携帯で番組を作る方法を私のへっぽこINFOBAR携快電話11を使って実際にやってみたのを解説していきます。

携帯パブリックアクセス技術編 携帯パブリックアクセス企画編
携帯動画を取ってみよう
簡単に編集してみよう
情報を足していこう
ネットで配信しよう
PCを捨てて街に出よう!携帯は持って。
想いは自分のモノ。だけど。
想いを形にしていこう。
実際に作ってみた

パブリックアクセスLINK

アイリンクへのお問い合わせ

お問い合わせメールフォームはこちら

2016年12月移転 北海道旭川市神楽1条7丁目4−8 お問合わせはメール・SNSアカウントで mail
  • twitter
  • facebook
  • google
  • noimage
  • noimage
  • noimage