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のらの書棚

屍者の帝国

2015年12月 4日 08:20

うむ。これは、円城塔氏の作品と呼ぶべきものだと思う。と同時に、彼の作品の中の名作の一つなんじゃないかとも思います。映画を娘と見に行って気に入ったので、なおそういう思いは強く。言葉は文章だけで文意以外の何かが伝わるものなんだなぁと、しみじみ思った一冊です。メタ的に伊藤氏のそういうメッセージが忍び込んでいる感じがします。


三陸海岸大津波

2015年12月 1日 11:15

(取材記者が)携行していった握り飯を被災地で食べようとして口に入れるとすでに凍っていて、ジャリジャリと氷の音がしたという。(P.149、昭和八年の津波)

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虐殺器官

2015年11月28日 16:30

言葉にとって意味がすべてではない、というより、意味などその一部に過ぎない。(中略)ぼくらには明瞭に意識も把握もしようがない、呪いのような層の存在を語っているのだ。(P.225)

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臨時軍事費特別会計 帝国日本を破滅させた魔性の制度

2015年11月22日 15:06

いや、国家財政とかは自分の領分外なので無視してましたが、こういう視点で戦争を読み解くのも興味深いです。
世論の問題、メディアの問題、統帥権問題等々あるけれど、民主主義国家が金を付けるという最後の歯止めを、特別会計でぶっ飛ばしてしまうって、こういう地味な制度の抜け穴というかアリの一穴を甘く見てはいけないんでしょうね。反戦で憲法って騒ぐのもいいけど、憲法の埒外にもいくらでもこういう最後の歯止めを、壊す制度設計は寝転んでいるように思う。
デモで騒ぐ暇があれば、こういう細かな制度の穴を埋める活動の方が重要だなぁと思う次第です。


ハーモニー

2015年11月19日 16:32

かつて人類には、わたしがわたしであるという思い込みが必要だった。(P.326)

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