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お金とか仕事とか

土地代の本質ってなんだろう

2010年2月 2日 11:21

以前、お金の本質は、モノに払うのではなくヒトに払うのにある、という趣旨のエントリーを書いた。これ自体はその通りだと思っているけれど、ふと、土地代っていう代物に僕らは金を払っている。

それは、土地の利用権なわけなんだけど、土地そのものに価値があると思って払っていて、その人の手間の本質ってなんだろうとか思うわけだ。確かに、地番管理をしたり、区割りをしたりという手間代のような気もするが、それにしては、あまりにも高いのではないか。
ふと思ったのだが、地番管理をしたところで、その権利を相互承認し審判する人がいなければそれは成立しないわけだ。そうすると、実は、その仕事ってのは、隣近所からの権利侵害を抑えるという意味では、警察の御仕事だし、もっと大きく国家間の土地の管理とその権利擁護ということになると、いわゆる外交と軍事の仕事なわけだ。
そうすると、本来の土地代というのは、軍事費と警備費と外交費用が乗っているわけだ。そのベースがあって、細かな区割り管理や取引手間賃が発生する。

そうすると、やっぱり土地代とはいえ、所詮は人の手間賃であって、話は落ち着くところに落ち着く。じゃ、土地代って、軍事と外交と警察向けの目的税化も出来るって気もしてきた。さすがに、これは論理の飛躍なので、真剣に考える気はないけど。

お金のつながりの前に人のつながり

2009年12月 4日 11:07

いつも書いていることだけど、なんだか急に書き残したくなったので。

人のつながりの上に、お金が流れるのであって、お金の流れの上に、人のつながりが成立っているのではない。

お金の本質を考えると、こうなるのではないかと。
お金はモノに払われるのではなく、ヒトに払われるもの。モノに払っているつもりでも、実際はそのものをつくる人の工賃の集積でしかない。仕入れがあったとしても、その仕入れ部材をとってくる人の手間賃を払っているのであって、モノそのものにお金は払っていない。
CSWの植松さんが以前、講演で言っていたように、鉄鉱石を産出してくれる地面そのものにお金を埋める奴はいない、というのは明らかな真理。

どこまでも、金は人のためにあるのであって、モノの為にあるわけではない。そう考えれば、おのずと人のつながりと金のつながりの主従なんてハッキリしている話。むしろ、人のつながりの潤滑油だからこそ、重要であり、その価値がある。だからこそ、社会を形成すべきだし、その社会においてのお金の価値が生まれる。人のつながりで出来ている社会をなくして、金に価値はない。まずは社会を形成する基本できる、人のつながりを認識するべき。
だからこそ、ヒトと接触しないで、お金とモノやサービスだけを受けようとするのは間違い。基本は、すべて対面でお金は授受すべき。それでこそ、お金の本当の価値が分かるというものだ。

でも、いまの世の中、お金でしかつながらないヒトが出てきている。これではいけないと思う。お金のつながりの前に、人のつながりをどう構築していくか。これが最も大事。その上に、初めて金融経済が成立しているはずだ。生きるのが苦しい人は、金の前に人を欲すべき。まずは、人のつながりを真面目に作る行動こそ大切なはずだ。苦しさの本質を見誤ってはいけない。

デフレと失業を容認しましたね

2009年11月27日 08:55

今まで予測モノを余りはずしたことは無いのですが、今回ばかりは外れたと思います。
今政権下で、実は、ばらまきによるインフレを心配していたのですが、どうも、デフレは止まらないようです。永田先生、大当たりでした(変えなきゃ馬鹿の壁(CSWのBLOG))。
なぜ、そういうことを言い切れるのかというと、とうとう、事業仕分けで恐るべきセリフが出たからです。「安価な外国製品を買いなさい」と。二重に恐ろしい話です。一つは、国内産業を振興する意志が無いってこと。もう一つは、人の仕事を買い叩くということ。

国家として「外国製品を買いなさい」というのは、先進国として日本はこれからどんどん内需依存型経済を作らないといけないのに、国家としては外国製品をじゃんじゃん買いますという意思表示です。いわば、日本は外需依存しますという高らかな宣言な訳です。もう、国内雇用は無くてもいいよ、というのとほぼ同レベルです。国内の仕事がなくなるのに、国内の雇用を守るというのはどういうことなのでしょうか?失業率を下げて、時給1000円以上ってのは公約だったのではないですか。それとも、全国民公務員にでもしてくれるのでしょうか。

国家として「安価な製品を買いなさい」というのは、国家として他人の仕事は買い叩くべきだ、と宣言したようなものです。もっというと、そういう「他人の仕事は買い叩く」という国民がマジョリティというわけです。何度もいろんなコラム(ex.安物買いはヒト失い(ネイチャーテクノロジー))で書いているように、他人の仕事を買い叩くというのは、そのまま自分の仕事を買い叩くということに他なりません。仕事を買い叩きあえば、その末路はデフレです。この勢いで買い叩けば、多分、デフレ基調どころか、ハイパーデフレまっしぐらです。

なんだか書いていて、暗澹たる気分になりました。仕分け人もちょっとものを考えて、指摘したりつぶすものをつぶしたほうがいいと思うのですが。まぁ、事業仕分けは既に非難済みなので、繰り返してもしょうがないでしょうけど。

お金って価値があるの?

2009年11月11日 18:46

今朝の娘の疑問。
お金って価値があるの?

僕の回答
お金そのものに価値があるのではなく、お金が使えるという社会に価値がある。

なんとなく大事だなと思ったので、メモで残しておく。
大体、貨幣であれば金属としての価値が多少はあるかもしれないけれど、基本的に他人が作った価値とは異なる価値を作るという行為をすることで、お互いに保管し会えるような社会システムであることに価値があるのであって、お金そのものをもっていてもつかえない社会システムであれば、それは全く無意味。大事なのは、相互補完できる価値を相互に認め合える社会システムであるってことと、その社会システムの中で、充分な価値を出して役に立つってことが大事。そこを見誤るから、社会とのつながりを切ってまでカネだけ求めるおかしな守銭奴がはびこって話がおかしくなる。大事なのはカネじゃなくてカネが流通する社会システムのほうってこと。
忘れないようにメモ

賎業ってなんだ

2009年10月29日 14:34

とってもリスペクトしている大学教授の方がBLOGで書いたネタを読んでいて、ちょっと思ったのですが、僕の思っていることは論点がずれているのでコメントではなくこのBLOGのほうで書く。

まぁ、まずは該当BLOGのご紹介。

軍事は賎業か
http://myhome.cururu.jp/camuispaceworks/blog/article/81002812558

基本的動物権
http://myhome.cururu.jp/camuispaceworks/blog/article/81002814095

で、僕的な論点で行くと、タイトル的には前のエントリーで、内容的には後ろのエントリーのコメントのほうという感じの話。軍隊(もしくは自衛隊)という商売が職業としてどうかという話なんだけど、基本的には、「職業に貴賎はない」という思想を僕自身は一貫して持っているので、いまひとつこの手の議論には違和感を感じるわけです。

軍事であろうがなんであろうが、職業ってのは、一般的にそこに必要とする人がいて、その職業を適切に全力で相互に行なえば、世の中は適切に回るわけです。で、適切ではない職業が仮にあるなら、経済原理にのっとって潰れてみたり、法にのっとってその手の仕事の開業が禁じられるわけです。
あくまで人が人の世を構成するために必要な人と人のつながりを生む手段でしかないのだから、そこに貴賎はないわけです。

で、その貴賎のないもののために、他方を見下したり過度に祭り上げたり、自分を卑下したり、おごったりすることは、全く持って無意味なわけです。
ただ、その職を実施する人がその職業において必要な倫理観と能力を持たず、身勝手にその職を振り回すという行為をするに対して、その人が賎である、という話になるだけです。もっといえば、その職業において優れた能力を持ち高度な倫理観を持って取り組み続ける人を貴しとするだけのことです。

ちなみに、人の職業を見下すという行為は、自分の職業を見下すという行為と直結しています。例えば、人の仕事を買い叩けば、その買い叩いた人の仕事も回りまわって買い叩かれるようなものです(デフレスパイラルってやつですね)。世の中というのは良くできているなと思います。
仕事をする上でも、「こんな仕事、俺のやる仕事じゃなぇ」という台詞は、自分で見下すような下らぬ業を、自分の力でする能力もない無能な人間と自己宣言しているようなもので、醜いことこの上ないわけです。

大切なことは自分の目の前の業をちゃんとやることと、それ以外の業を一生懸命やるという行為に対して充分な尊敬を払うということだけではないかと。マックスウエーバーが職業としての学問の中で学生に対して「ザッヘへ帰れ」とはよく言ったものです。他人の業をなじる暇があれば、自分の業を一生懸命やればいいわけです。大事なのは、自分の業を一生懸命こなした後に他人の業にとやかく言う暇ができたのなら、世の中は単一の仕事で構成されえない以上、基本的に業そのものはどんな業でも尊敬すべきだと思います。
#とはいえ、僕は人間が出来ていないので、時折他人の業をなじったりしますけど(苦笑)

それにしても、人間どんな仕事していたっていいじゃないですか。一生懸命生きているやつが一番素敵だと思いますよ。そういう人とこそ飲みたいですしね。

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