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自治とか政治とか

官なんかくそっくらえだ

2008年1月 8日 13:10

imgd7f715aazikbzj.jpgなんだか汚いタイトルでいい話をしようと思うわけなんだけれども、新春に、当センターに出勤すると「知っとこまい!安城の市の子育て・児童福祉」という冊子が置いてあった。

内容は、子育て日本一を目指していた(今は環境日本一に変わったらしい)安城市の子育て支援の制度や施設について仔細に調べられた物をまとめたものだ。全180ページの大作。カラーページあり、加えて実際に自分の足で各施設の見学をしたレポートなども含まれている。
これだけの内容なので、市役所が配布しているものかと思いきや、なんと一個人が自らの止む止まれる思いで作ったものなのだ。

紙代は自腹。印刷と製本は当センターを使っていてくれたため、巻末に当センターの紹介と「この冊子の印刷・製本はわくわくセンターの印刷機器を利用しました」と、わざわざ断っていただいている。

どこの市町村にいったって、政策の実施以外の政策の周知やその施設の紹介自体はあまり行われていない。で、多くの住民は、「官の怠慢だ」と非難をし、その広報までも役所の仕事だからやれという。が、この方は子育ての個々の支援政策の運営自体は官にやってもらってそれを良かれとし、それを周知し知らしめることは自分がやるという姿勢だ。で、せいぜい、官のできる支援は印刷設備のお貸出ぐらい。

その証左に「安城では子育ての支援や児童福祉について様々な施策や支援が行われています。」それらの情報を「冊子にまとめることが出来れば(中略)より理解できるのではないかと思い(中略)作成しました」「地域の社会資源を十分に活用して、安心して子育てが出来るように、子育てを楽しむことが出来るように・・・是非参考にしていただけたら」と冒頭に述べられている。

まさに、なんでも官にやってくれではなく、また、理解する仲間がいないことを嘆くでもなく、淡々と自らがより良い地域社会を作るうえで、必要な何かを見つけて淡々と作業される姿勢は尊敬してしまう。
安城の住みやすさを作り出しているのはこうした人々の気概と努力とさりげなさであるといってもいい。

官がやらないからわからない、財政がわるい、コミュニティが成立しない等々言い訳するより、住民であれば出来ることはどこかに必ずあるはず。
そうしたことを教えてくれる一冊だ。

で、もっと驚くべきことに、これは続編で昨年は「知っとこ 安城の高齢者福祉」というのを、この方は作ってもいる。こちらも110ページの大作。安城市民活動センターとしては頭の上がらぬ尊敬できる方である。

「自転車=無法者」の顛末

2007年12月 2日 12:58

先日の無法者の一件の顛末を一応掲載。興味のある方も多かったようなので。

まぁ、市長とか副市長ってのは公人なので、実名掲載でいいじゃろうということで、実名掲載します。

まず、なんだかなぁという点。僕としては副市長の真意もさることながら、見ようによっては「市民を愚弄するような内容の文章を、きちんとチェックすることもなく広報誌に掲載した市長の姿勢ってどうよ」がはじめにあったので、市長への手紙で出したんだけど、スルーで副市長に送って副市長が見解を書いて終わりってスタンスはいただけないなぁ。

で、副市長様のご見解ですが、ぜひとも、そこまで部下や自動車のりと自動車メーカーを敵に回してもやってもらえるというのであれば、是非ともすぐにやってください。力いっぱい応援します。明日にでも関連議案を市議会に上程して、県や国にガンガン陳情攻勢かけてください。
ちなみに、彼の主張する中で今後に行政として実施するうえでの方向性と考え方とやることは、以下のあたりに集約されるでしょう。

・自転車のための交通インフラの整備を行うことなしに、闇雲に自転車利用を推奨するのは適切でない
・クルマ優先の道路交通政策を根本的に見直さねばならない(略)クルマにとって不便な道路をつくるということ
・自転車専用道路ネットワークの実現に向けて、真剣に努力していきたい

応援しておりますが、味方足るべき、自転車のりを無法者呼ばわりして敵に回すやり方はいただけないということは肝に銘じてやってくださいね。

--------以下、メール原文----------------------------------------

 市長へのメールを拝見いたしました。

 「広報あんじょう」掲載の副市長コラムにつきまして、ご意見をお寄せいただきありがとうございます。また、日ごろより市民活動等にご協力いただき重ねてお礼申し上げます。
 舟橋様のご意見に対する山田副市長の回答を添付しましたので、よろしくお願いします。

   平成19年11月20日
      舟橋 正浩 様
              安城市長 神 谷  学

--------以下、添付ファイル------------

副市長の山田です。メール拝読いたしました。正直申し上げて、大変驚いています。なぜなら、あのコラムで私が申し上げたかったことは、舟橋様のご意見とまったく同じだからです。にもかかわらず、舟橋様にお怒りのメールをいただいたということは、私の日本語能力の不足であり、大変反省し、また少々落ち込んでおります。

私は、昨年1年間、自家用車なしで生活しました。単身赴任でしたので、通勤だけでなく買い物その他生活のための移動手段としても、主に自転車を利用しました。(そのおかげで、家族と自家用車との同居を始めた現在でも、本当に必要な時以外はクルマを使わなくなりました。)

安城市内で1年半、自転車を利用して感じたのは、「明治用水緑道は非常に乗りやすいが、他の場所は極めて乗りにくい」ということです。

また、多くの危険な自転車利用者にも出会いました。特に、通学中におしゃべりをしながら2~3台を併走させて歩行者の通行を妨げている学生(道路交通法第19条違反、2万円以下の罰金又は科料)、夕暮れや夜間に無灯火で走行する多数の利用者(同法第52条第1項違反、5万円以下の罰金)、横断歩道のない幹線道路をフラフラと斜めに横断する高齢者(同法26条の2違反? 5万円以下の罰金)などです。歩道のごみ拾いをしているときに、自転車に接触されたこともありました。

もちろん、安城市内のすべての自転車利用者が危険な走行をしているとは思っていませんし、安城市内だけでなく、日本全国共通の問題だと認識しています。ちなみに、平成18年12月15日の中日新聞夕刊記事は、「NPO法人自転車活用推進研究会の実施したアンケート(当時集計中)では、9割の人が歩道を走る自転車は危険と感じている」旨報道しています。

 しかし、舟橋様ご指摘のとおり、このような状態は、自転車利用者だけの責任ではなく、むしろ自転車道を整備しない行政の責任によるところが大きいと、私も考えています。これまで、行政(国も県も市も)は、「交通手段としての自転車をどのように扱うべきか」について、真面目に取り組んできたとはいえません。その結果、多くの自転車利用者は、自転車を「車両」というよりは「歩行者」に近い存在として捉えているように、私には思われます。だから、傘を差しながら乗ったりしますし(道交法第71条6号違反、5万円以下の罰金)、一時停止の標識に従って一時停止をする自転車はほとんどない(同法第43条違反、3月以下の懲役又は5万円以下の罰金)のだと思います。

安城市エコサイクルシティ計画では、エコサイクルシティの実現に向け、「意識づくり」「空間づくり」「しくみづくり」の3つの基本方針に沿って、以下の施策に取り組むこととしています。
1「意識づくり」
1) 自転車利用促進に向けたきっかけづくり
2) 自転車を正しく利用するための意識づくり
2「空間づくり」
1) 安全で快適な走行空間づくり
2) 安心で便利な駐輪空間づくり
3「しくみづくり」
1) 自転車利用の利便性を高めるしくみづくり
2) クルマからの転換を促進するしくみづくり

私は、この中で最も大事なのは、2-1)の中の「自転車通行区分の明確化」と「自転車レーンの設置」だと考えています。私は、デンマークの事例との比較から、自転車のための交通インフラの整備を行うことなしに、闇雲に自転車利用を推奨するのは適切でないと申し上げたかったのです。これは、部内への警鐘も含めてです。
安城市の現状を見ると、自転車専用道の整備には、これまでのクルマ優先の道路交通政策を根本的に見直さねばならないと考えています。ある意味ではクルマにとって不便な道路をつくるということです。しかし、いわゆる「地球温暖化」の問題や「オイルピーク」問題などをかんがみれば、「環境首都」を目指す安城市にとって、避けて通れないことだと思っています。

とはいえ、安城市は、標高差27メートルと極めて平坦であり、総延長25キロメートルの明治用水緑道を有し、その点では自転車利用の促進については、他の地域に勝る素質を持っていると私は思います。エコサイクルシティの取り組みはまだ始まったばかりですが、特に自転車専用道路ネットワークの実現に向けて、真剣に努力していきたいと考えております。

 以上、私の真意を述べさせていただきました。今後ともよろしくご指導のほど、お願い申し上げます。

はぁ?無法者っすか

2007年11月 3日 12:31

今住む安城市の市役所にはあきれた。もう離婚してでも引越しの方向で調整する。やってられん。友人知人の皆様、ご協力お願いします。

安城市に住むと俺は無法者らしい。無法者呼ばわりされてまでも住みたくはない。
---
デンマーク自転車事情(広報あんじょうp.9)
(前略)
専用道を与えられていない日本の自転車は「ある時は歩行者、ある時は車」と都合のいいように姿を変える「無法者」です。
(後略)
---
個人的には路側帯とか自転車および歩行者専用とかいろいろ法令順守していると思うんだけど、安城市の見解では国内で自転車は自転車であるというだけで無法者なんだそうだ。
自動車に乗れないし、徒歩だけでは多少生活に支障をきたすので、自転車も使っているけど自転車を使うと犯罪者って言うなら、この土地には住めないわな。
専用道をほとんど整備してないのは安城市の行政センスのなさだろうに、自転車が一方的に無法かよ。

市の広報でここまで書くんだから公式見解なんだろうさ。
しかも、この号の表紙のタイトルは「道路は駐輪場じゃない!」。これも結構ふざけるなだ。
歩行者自転車専用道路のど真ん中で普通に駐車&走行する自動車の非常識はどうしてくれる。「専用道は駐車場じゃない!」こそ、先に問題にすべきじゃねぇの?
地域の中途半端なエゴに迎合して、法を遵守しようとしてないのは、市役所のほうでしょうが。

日本国中の自転車乗りの皆様お気をつけください。安城市を通過すると犯罪者になりますんで。

※市に絡む仕事をやっていることもあるので、一応執行猶予で説明もしくは謝罪でも求めてみることにはする。

学力格差と経済格差は無関係(追記修正付き)

2007年10月25日 11:39

以前も学力格差と経済格差の話をしたけれども、またぞろ世間では全国学力テストの結果を見て、「経済格差が原因だ」と騒ぎ立てている。
マスメディアの人々に言いたいのは冷静に情報を整理してほしいということだ。

経済の表れということで、平成16年の年収の順位、上位5位、下位5位を示す。
(かっこ内の小は小学校6年の順位、中は中学校3年の順位、以下同様)

1東 京(小7、中30)
2神奈川(小27、中34)
3愛 知(小22、中9)
4大 阪(小45、中45)
5千 葉(小12、中35)
43岩 手(小10、中39)
44宮 崎(小25、中10)
45秋 田(小1、中3)
46沖 縄(小47、中47)
47青 森(小4、中14)

どう見ても、年収が低い県だからといって順位が低いということはない。僕の目には年収の低い研の順位はむしろ高く見える。格差の表れと主張するにはあまりにもおかしい。
ちなみに、駄目押しで、経済格差の一端である貯蓄の方も平成16年の上位5位、下位5位を示す。

1東 京(小7、中30)
2三 重(小42、中29)
3福 井(小2、中1)
4奈 良(小18、中13)
5愛 知(小22、中9)
43長 崎(小34、中18)
44青 森(小4、中14)
45鹿児島(小30、中36)
46宮 崎(小25、中10)
47沖 縄(小47、中47)

これは、若干相関があるかもという気もしないが、それでも、貯蓄上位でテスト順位の低い三重とか、貯蓄下位でテスト順位の高い青森などを見てみると、やはり貯蓄高が学力水準を決めるということも考えにくい。

このデータを見て、経済格差と学力格差の間に相関が少しでもあると決めてかかる発想のほうがどうかしているというのが正直な印象。時間を見てもっと丁寧に処理をしてみたいところである。
まぁ、日本にはまだまだ蛍雪の光とか米百表とかの精神が生きているということなので、安心しよう。

追記:で、次の日に、以下のように処理してみた。
横軸に都道府県の平均年収の順位、縦軸に小6のときの順位。まぁ、本来は、年収額と平均点とかで取るといいのだろうけど、相関を取るだけであれば、順位でとってもほぼ一緒。

gra2.jpg

コンピューターなので、無理やり相関の線を引くけど、実際にR2を見る限りにおいて、見事な無相関。ものはついでなので、中3の成績順位でもやってみる

gra1.jpg

まぁ、これもあっぱれなぐらいの無相関。まだまだ、これでは、貯蓄との相関はあるのではという疑いはぬぐえないので、念のためやってみます。
まずは、小6の成績と
gra3_6.jpg
次は、中3の成績と
gra4_3.jpg
で、こいつらも、見事なくらいの無相関です。

これだけやれば、少なくとも地域間の経済状況格差と、子供の成績とか学力ってのは、全く関係ないってことで完了。ある意味、「経済の格差問題と教育の格差問題は切り離して議論すべき」という優れたデータではないかと。文科省もなかなかやりますね。
ちなみに、都道府県別の平均年収は平成16年賃金構造基本統計調査(都道府県別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額)から算出。で、貯蓄高は平成16年全国消費実態調査(3 貯蓄・負債)から算出しました。

これでも、まだ、格差に関係があるって言いたいんですかね。政治家の先生とかマスコミって。

扶養控除ってなんか変だよなぁ

2007年10月18日 11:29

子育てSOHOなんぞをやっていると、毎年、扶養控除って代物の取り扱いの時期がやってくる。
というか、私のほうは、毎年年末の確定申告しか関係なんだけど、家内のほうがお勤めなので、必ず、扶養者調査ってのがやってくる。

で、毎回、子供をどちらの扶養につけるのかというのが、論点になる。
僕の稼ぎが悪い年は、家内の扶養につけたほうがお得で、僕の稼ぎがいい年は僕の扶養につけたほうがお得になる。扶養者を切り替えるとお得になるってのもなんか変でないか。
控除って仕掛けの理屈は分かる。要はその程度を経費相当にして、課税の算段に入れないという考え方で、それ自体は重要な仕掛けだと思う。他方で、(うちの場合)子供ってのは両親で扶養しているんだから、どちらか一方の財布にだけ経費としてつけるってのも変な話だ。
ちょっと昔のように、主人と主婦という家庭構成ならある程度自然な仕掛けだったのかもしれないけれど、男女同権、男女共同参画と言われる社会において、子供に関する扶養ってのが、両親のどちらか一方につけることを強要するという考え方はあまりにも不自然だ。

別に、僕としては両方控除しろと言う気は無い。筋として、こういう社会で、扶養控除ってのはあまりにも不自然な制度だ。いっそ、控除ではなく手当てで統一してはどうだろうか。税は税としてしっかり取り立てて、子供一人につき子供一人頭の控除相当額(経費相当)を家庭に手当てとして払うというもの。
当然、児童手当とは別。出来れば、子供に関してだけではなく、すべての扶養に関しても同じ考えで、対処してくれればなお自然なような気がする。

いまどき、家長制度自体崩壊しているのだから、どっちか主軸の稼ぎ主で、どっちかがパートでなんていう家庭ばかりではなくなるし、当然、男女共同参画社会ってのはそういう同権的な稼ぎ方をし同権的な家庭参画を志向しているはずだ。
であれば、こっちの手当て制度のほうが自然でよろしいと思うのだが、いかがなものだろうか。

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