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コアコンピタンスを考える

2017年3月16日 15:30

最近、業態の違う割と人気のあるブランドを持つ企業2社にコンサルの前処理的な意味で調査に入らせていただきました。コンサル的お仕事は割と久々だったので、およびいただいてとても有り難いことです。ただ、なぜかどっちもIT投資をどうするかというお話。
元がシステム屋とコンテンツ制作でキャリアをスタートさせてるし、私の業務としては一番得意な領域なのですが、お話しさせていただければいただくほど、調査をすればするほど、私からクライアント様へのご質問は「御社のコアコンピタンスは何ですか?」に集約されちゃうんですね。
ITのシステム投資がどうとか、業務プロセスがどうとか、両社とも目先に問題を抱えていて、目先の話をしてサクッとなんか適当なものをお買い上げいただいて、やや強引に、そのシステム等の導入コンサルでもすれば即金になるような気はするんですけど(前期はコンサル事業をさぼって財務諸表がめちゃくちゃだから即金はほしい(苦笑))、でも、やっぱりそれが本当に正解のシステムであれば問題ないんですけど、そうなる可能性は割と低いと思うんですよね。
どちらの会社も見ていて結構共通していて、各種問題が現状のITにすり合わせて業務を構築していたら会社の方向性とかやりたいことと合致しなくなりつつあって、それでもなお、無理矢理に現有システムに話を合わせた結果なんですよね。


たとえて言うなら、子供がデカくなって服や靴が着れなくなってるのに、無理やり着たり履いたりしている状態。大人になっても着れる服がいいんじゃないのかとか言って、いきなりフリーサイズの服買って着せてもどうかと思うし、靴なんてでかすぎりゃ靴擦れして痛いからとスリッパってわけにもいかんでしょうし。
だったら、ある程度先は見越すけど、体形に合った服じゃなきゃいかんでしょうし、本人がその体を活用してやっていきたいことに向いた服がいいでしょうし。同じ運動でも登山用の服とサッカーをやる服は違うでしょうし。
オーダーメイドで仕立てればいいけど、例えば成長が見越せて、2年もしたらパッツンパッツンに成長しそうだよってのにそんな金かけるなら、むしろある程度の使い捨てもやむなしでしょうし。

例えから戻るなら、サッカーをやるか登山をやるかってのは企業の目的の話。自分たちのミッションは何ってこと。体形や体格ってのがコアコンピタンス。いわば自分自身の何かをするための力の源泉だったりその外形的手段。その目的を達成するのに適した体をしているかどうかってのもあるけど、基本その会社そのものの力量の根幹。
目的のほうは皆さん割とサクッと答えられる(営利企業ですから)んだけど、コアコンピタンス、すなわちその企業の力量というべきかその今回となるものを的確にこたえるのは難しい。そもそも、こんなこ書いてるコンサルタントの自分だって、自社のコアコンピタンスはなんじゃい?って言われたら、そう簡単には答えられにくい。

要は、サイズの合わない服からサイズの合う服を選ぶのに、目的を知っているのは大事なんだけど、コアコンピタンスという人というかなんというかの姿形をちゃんと把握しきることがいい服を選ぶのには一番必要。もう一つは、当然、そのコアコンピタンスは成長する。成長という表現があれなら磨かれていく。そうすると、今買った時点の似合い方もさることながら、その成長も見越して似合う服を買わねばならないわけです。
残念ながら、コアコンピタンスは人と違って目には見えない。日頃の業務を通じて手探りでしっかり把握していかなければいけないもので、たぶん、それを把握するのがチームリーダーの仕事だったり経営者の仕事なんだろうなと。

ちなみに、たまに、本当にたまに、とにかく服は安けりゃいいからすぐよこせ的なお客さんってのもいる中で、今回の2社はどちらも真摯に私の「コアコンピタンスは何ですか?」という問いに耳を傾けてくれて、そこから話が進みそうなので満足です。でも、「いや、うちほとんど裸体の水泳競技みたいなもんだから服いらんわw」って言われて仕事にならなかったりして。そん時はそん時か。

いざって時は、創業の目的に立ち返ることと、コアコンピタンスは何か、に立ち返ると大体の解決策ってのは見えるもんですので、何かのきっかけがなくてもそういう準備は常にしておくことが大切かもしれません。(うちの仕事が減る気がする...)

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