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北海道こんぶDayでは何を狙ったのか。

2016年11月16日 10:11

11月6日の大雪の中のイベント「北海道こんぶDay」ですが、昨日の昆布の日にようやく報告書も脱稿して、やることがひと段落したので、忘れないうちにこういうことを書き留めようかと。こまごま反省すべきことも書かないかんとは思いますけど、それはそれで別の場所と機会で。

やってる間は本人も、無我夢中だったしいろいろ忘れていたり、何を目指しているのか言語化できていなかったり。でも、もののけ姫作った宮崎駿じゃないけど「自分が何を作ったのかよくわからない」ってことはなくて、明確な目的をもってやっていたんだなぁと後付けで分かります。
ちなみに、このイベントで裏方ですからーっていうのは簡単だけど、まぁ、何のかんのと事実上のプロデューサーだったわけなので、僕の意図が成功したかどうかを含めて他者判断をもらえるように記録に残そうかと。

ちなみに、初めの初めからそういう立ち位置だったわけではありません。以下、問題がないと個人的に判断した方は実名で行きます。北海道こんぶ研究会(以下、研究会)の理事の吉田省子さんが、このイベントのいわゆる脚本家にあたる方です。どちらかというと脚本のブレストと整理に付き合っていただけで、この辺では完全な傍観者。ここで、実は明確な意図の一つがもう生まれていて、それは「多様性」なんですよね。テーマ自体は「こんぶ」というめちゃくちゃ単一で縛りは激しいんですけど、あらゆる側面や角度からの昆布へのかかわりを受けいれる多様な主体に関わってもらうというのが一つの狙いとして明確になってました。

で、まぁ、脚本構想だけ出来上がった状態(たぶん、GW明けにはできていたように記憶している...)でフワフワしていたんですけど、理由としては、構想を全部形にすると会単独でやるには規模もでかいのと、部分的に切り分けるにも切り分けるとどうにもこうにも「多様性」が減ってしまうし、というところだったんじゃないかなぁと。
そんな、理事会とも雑談会ともつかない集まりを数回繰り返す中で、K理事が会場代を安くしたい一心で大手新聞社へパスを出すとAIR-G'様が出てくるという、謎のウルトラCが発生。そのウルトラCに応じて、AIR-G'森山さまとの初会合に秋野秀樹事務局長と一緒に札駅の某ホテルの高級喫茶店に伺う(8月末)と、「がっちり組んでやりましょう!」という力強い一言をいただき、その後はメールで基本設計の打ち合わせ。
何だか知りませんがここからいつの間にやらプロデューサー状態。イベントの基本設計を描くことに。基本設計の基本的構造は愛フェスでした。会としても数回出展していて、理事や会員の理解が得られやすかったのと、狙っている多様性を保持しやすい構造だったので、速攻で採用。愛知ネットのスタッフだったことに感謝です。死ぬ思いで第一回の時の地域愛フェス安城会場のお仕事を総合ディレクター的位置づけでやっておいて実によかったです。

で、事実上の開催打ち合わせ第1回が9月30日。秋野事務局長、脚本家吉田省子、AIR-G'森山さま、舟橋の4者会談。ここでGO確定。基本設計に乗せるコンテンツもある程度固めました。この時点で固まったのが、きき出汁コンテスト、こんぶすくいコンテスト、リレートーク。あと、物販と展示は昆布スーツ体験とかはあるけど他をどうにかしないとねぇと。この時点から、私のほうからの明確な意図が一つ入ってきてました(と、今、思い返すと気が付いた)。科学啓蒙主義からの脱却です。
科学コミュニケーションの方々もみな同じことを言うのですけど、正直、やはりどこかに「科学のコミュニケーションをとる以上、科学を理解してもらわないとね。」というのは抜けがたく、その前提は科学という知性は素晴らしいから(全く否定する気はないです)広く市民に知ってもらうべき(こちらも全く否定する気はありません)ではないか、というのはやはり抜けません。ただ、他方で科学という知性を素晴らしいと思えない人は世の中に多数いて、そういう人は科学コミュニケーションの俎上に乗ってこれない、と常々思っていました。変な話、デンジロウ的実験体験も、モノづくり体験とかも結局そういうある種の正解ありきの科学啓蒙主義でしかないわけです。
このイベントから、どこまで、そういう科学啓蒙主義的要素を限りなく排除して、人を集める場にできるかということが、この会議のあとは一つのテーマになってました。

なので、昆布が緑で書かれようが茶色で書かれようが黒で書かれようが知ったこっちゃない、というような類の居直りが始まりました。たぶんうちの会の創業メンバー四人のうちの約二名はこんぶ愛と海藻愛に溢れているので、いろいろご不満であったろうなぁとか思いつつ、ひたすら暴走。
とはいえ、明日なき暴走の果てにって位の勢いでやろうにも、私自身が科学啓蒙主義者なわけですのでどこまで暴走できるのやら(せいぜい、私ができたのは「青春☆こんぶ」の皆様を口説いて出店いただいたのと「夕星文庫」のお二人に絵本とLINEスタンプを頼んだのが限界。しかも段取りがまずくてスタンプは間に合わなかったという...)と思っていたら、まず、協賛に入ってくれた小松研究事務所が大暴走。9月30日の会談であったらいいなって話していただけの「こんぶダンス」をオリジナルで作ると言い出し、挙句、東京のメイドカフェの方々に踊っていただくとか。当日ボランティア頼んだだけの、脚本を書いた吉田さんと僕の後輩にあたる鶴島氏が、次々と協賛という名目で連れてきて、小説家の佐藤青南先生に本当に掌編小説書かせちゃう(しかも、かなりバカバカしい!<リクエスト通りのいい意味で)とか、幼稚園の先生パワーで訳わかんない被り物やら顔出しパネルやら。ダメ押しで、植松電機さんに至ってはこんぶロケットペーパークラフトをご準備いただく始末。
しかも、当日が近づいたら、海藻愛にあふれる創業メンバーの一人がやってきて、海藻の美しさを知ってもらう標本持ってきだすわ。ついでにうちの会社のメンバーもやってきて、さらに当日の遊べるもの用意しだすわ。挙句当日は、その遊べるものにお絵描きを娘(一応、芸術系の高校に通ってる)とその友達の一味がボランティアに来てやってくれるなど、もはや、科学的な何かを伝えるというものは皆無な勢い。本当にカオス。
とはいえ、昆布には遊走子という時代はあるよということだけでも伝えてしまう小松研究事務所作のこんぶダンスおそるべし。

なので、個人的には持っていた意図の「多様性」と「科学啓蒙主義からの脱却」の二つは達成できたと思うし、今後もこういうイベントをやって行かんといかんのだろうなぁと思ったのでした。でも、第二回やるのかなぁ。俺しんどいよ。だって、秩序大好きだもん。カオスな状況嫌いだもん。しかも科学啓蒙主義者だもん。安心と安全の区別つかないやつとか嫌いだし、物事ちゃんと確率で判断しろとか思ってるし...。だれか変わってよ、この立ち位置。

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