1. ホーム
  2. のらマネージャーのブログ
  3. 卒業おめでとうございます。

卒業おめでとうございます。

2010年3月19日 12:22

小学校の卒業式でした。祝辞を会長として述べさせていただきました。
祝辞の参考事例というのはネット上に案外なくて、結構ご苦労されるかなと思うので、自分の奴の出来が良いというわけではないのですけど、一応、さらして皆様の参考にと。

あと、当然、この3月で小学校を巣立つ皆様へのメッセージでもありますので、小学生の子、その親御さんにもごらんいただければ幸いです。

----

 まずは、お祝いの言葉に先立ちまして、卒業生の保護者の皆様、この六年間本当にお疲れ様でした。家庭でお子様に育てるご苦労に加え、よりよい学校にするために、PTAの活動なども支えていただき、また、様々な地域の活動へのご参加など、PTA会長として、また、在校生の一人の親として、大変感謝しております。本当にありがとうございました。来賓の皆様においても、六年間、陰となり日向となり、子供たちを見守り頂ありがとうございました。
また、教職員の皆様、六年間、本当にお疲れ様でした。特にこの数年間は、校舎の移転など多くのイレギュラーな行事をこなしながら、これほどしっかりと卒業生を教育いただけたこと、保護者の代表として、感謝申し上げます。

 さて、卒業生の皆さん。本当に卒業おめでとうございます。特にこの一年間は、最上級生として、よりよい学校を作るリーダーになって、下級生のお手本となってくれました。先生や友達と協力し合っていろいろな行事を上手にまとめあげてくれたこと、色々とがんばってくれたことを一つ一つ上げていたらキリがないと思いますが、いい学校にしてくれて本当にありがとう。目の前の皆さんを見ていると、この六年間は、私たちが、大人として学ばなければいけないな、と思うことのほうが多かったと思います。また、この6年間見守ってくれたご両親や先生、地域の人たちに感謝しなさいなんて、当たり前のことを言う必要はないでしょう。本当は、そんなすばらしいみんなに、何か大人として、いうことなどないのかもしれません。それでも、せっかくの機会ですから、中学生になっていく皆さんに少しお話をしたいと思います。

 今から、百三十年ぐらい前、北海道の学校に、クラークと言う人が教頭先生としてアメリカから赴任してきました。そしてほんのわずかの間ですが、日本を支えるすばらしい人たちを沢山育てて、アメリカに帰っていきました。この人は帰るときに、教え子たちに、こういったそうです。
「Boys Be Ambitious」
日本語にすると「少年よ、大志を抱け」となります。それなりに有名な話ですので、皆さんも知っているかもしれません。でも、この言葉の続きは、そんなに知られていません。私は残念ながら英語は得意ではないので、日本語で続きを紹介します。
「少年よ、大志を抱け。それは、お金や欲のためではなく、また、人がいう名声というむなしいもののためであってはならない。人間として大切なすべてのことを成し遂げるための大志を持て」

 本当の大志というのは、お金や自分だけが得をするようなことではありません。だから、お金持ちになりたい、とか、王さまになって楽をしたい、とか、芸能人やスポーツ選手になって有名になりたい、というのは大志ではありません。でも、そのお金で人助けをしたい、とか、王さまになっていい政治をみんなのためにしたい、とか、芸能人になってみんなを笑顔にしたい、とか、スポーツ選手になってみんなを勇気づけたいというのは大志といえるものです。そういう、誰かのため、みんなのために何が出来るのかということが本当の大志です。
私からは、他人の言葉ではありますが、あと十年もすれば私たちと一緒の大人になっていく、少年、少女である皆さんに、このクラークの言葉、「少年よ大志を抱け」をお贈りします。男女平等の社会ですから、当然、女子の皆さんも、「少女よ大志を抱け」です。ぜひ、これからの中学校生活で、社会のためになる何かすばらしい大志を見つけて、そして、それを抱いてください。

 人の言葉を借りるだけでは、なんだか申し訳ないので、一つアドバイスをしようと思います。みなさんが大志を抱いたとき、大志をかなえる最も力強くて、頼りになる武器はお金ではありません。仲間と、学問、いいかえるなら勉強です。
仲間を大切にすることは、きっとこの小学校を卒業する皆さんには、いうことはないと思います。ぜひ、小学校のときのように中学校でも、先生や親や地域の大人を尊敬して、友達を大事にして、下級生をいたわってください。それが仲間を作る基本です。
でも、勉強のほうは、中学校からとたんに難しくなってくるかもしれません。中学校で、勉強をする中で、ついついテストの点数の悪い友達を見下してみたり、点数のよい友達に対して卑屈になったりするかもしれません。
でも、勉強の価値は点数を取ることではありません。物知りになって人にチヤホヤされるためでもありません。点数は単に自分がどこまで分かったかを知る道具です。勉強の最大の価値は、大志を形にする武器であるということです。勉強をがんばるのは大志を形にする自分自身のためです。他人のためではありません。ましてや、その点数を他人と比較するためのものではありません。ぜひ、点数を取ることにこだわらず、しっかりと大志を形にする武器としての学問を中学校の三年間で身につけてください。

 皆さんが十年後、よりよい社会作りをする大志と、それを形にする仲間や学問を持って、私たち大人の仲間になってくれることを、期待しています。
長くなってしまい、また、説教くさくなってしまいましたが、ぜひ、中学校の三年間を、楽しく、そして真剣に過ごしてください。
卒業生の皆さん、本日は本当に卒業おめでとうございます。

トラックバック(0)

コメントする

アイリンクへのお問い合わせ

お問い合わせメールフォームはこちら

2016年12月移転 北海道旭川市神楽1条7丁目4−8 お問合わせはメール・SNSアカウントで mail
  • twitter
  • facebook
  • google
  • noimage
  • noimage
  • noimage