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「自転車=無法者」の顛末

2007年12月 2日 12:58

先日の無法者の一件の顛末を一応掲載。興味のある方も多かったようなので。

まぁ、市長とか副市長ってのは公人なので、実名掲載でいいじゃろうということで、実名掲載します。

まず、なんだかなぁという点。僕としては副市長の真意もさることながら、見ようによっては「市民を愚弄するような内容の文章を、きちんとチェックすることもなく広報誌に掲載した市長の姿勢ってどうよ」がはじめにあったので、市長への手紙で出したんだけど、スルーで副市長に送って副市長が見解を書いて終わりってスタンスはいただけないなぁ。

で、副市長様のご見解ですが、ぜひとも、そこまで部下や自動車のりと自動車メーカーを敵に回してもやってもらえるというのであれば、是非ともすぐにやってください。力いっぱい応援します。明日にでも関連議案を市議会に上程して、県や国にガンガン陳情攻勢かけてください。
ちなみに、彼の主張する中で今後に行政として実施するうえでの方向性と考え方とやることは、以下のあたりに集約されるでしょう。

・自転車のための交通インフラの整備を行うことなしに、闇雲に自転車利用を推奨するのは適切でない
・クルマ優先の道路交通政策を根本的に見直さねばならない(略)クルマにとって不便な道路をつくるということ
・自転車専用道路ネットワークの実現に向けて、真剣に努力していきたい

応援しておりますが、味方足るべき、自転車のりを無法者呼ばわりして敵に回すやり方はいただけないということは肝に銘じてやってくださいね。

--------以下、メール原文----------------------------------------

 市長へのメールを拝見いたしました。

 「広報あんじょう」掲載の副市長コラムにつきまして、ご意見をお寄せいただきありがとうございます。また、日ごろより市民活動等にご協力いただき重ねてお礼申し上げます。
舟橋様のご意見に対する山田副市長の回答を添付しましたので、よろしくお願いします。

   平成19年11月20日
舟橋 正浩 様
安城市長 神 谷  学

--------以下、添付ファイル------------

副市長の山田です。メール拝読いたしました。正直申し上げて、大変驚いています。なぜなら、あのコラムで私が申し上げたかったことは、舟橋様のご意見とまったく同じだからです。にもかかわらず、舟橋様にお怒りのメールをいただいたということは、私の日本語能力の不足であり、大変反省し、また少々落ち込んでおります。

私は、昨年1年間、自家用車なしで生活しました。単身赴任でしたので、通勤だけでなく買い物その他生活のための移動手段としても、主に自転車を利用しました。(そのおかげで、家族と自家用車との同居を始めた現在でも、本当に必要な時以外はクルマを使わなくなりました。)

安城市内で1年半、自転車を利用して感じたのは、「明治用水緑道は非常に乗りやすいが、他の場所は極めて乗りにくい」ということです。

また、多くの危険な自転車利用者にも出会いました。特に、通学中におしゃべりをしながら2~3台を併走させて歩行者の通行を妨げている学生(道路交通法第19条違反、2万円以下の罰金又は科料)、夕暮れや夜間に無灯火で走行する多数の利用者(同法第52条第1項違反、5万円以下の罰金)、横断歩道のない幹線道路をフラフラと斜めに横断する高齢者(同法26条の2違反? 5万円以下の罰金)などです。歩道のごみ拾いをしているときに、自転車に接触されたこともありました。

もちろん、安城市内のすべての自転車利用者が危険な走行をしているとは思っていませんし、安城市内だけでなく、日本全国共通の問題だと認識しています。ちなみに、平成18年12月15日の中日新聞夕刊記事は、「NPO法人自転車活用推進研究会の実施したアンケート(当時集計中)では、9割の人が歩道を走る自転車は危険と感じている」旨報道しています。

 しかし、舟橋様ご指摘のとおり、このような状態は、自転車利用者だけの責任ではなく、むしろ自転車道を整備しない行政の責任によるところが大きいと、私も考えています。これまで、行政(国も県も市も)は、「交通手段としての自転車をどのように扱うべきか」について、真面目に取り組んできたとはいえません。その結果、多くの自転車利用者は、自転車を「車両」というよりは「歩行者」に近い存在として捉えているように、私には思われます。だから、傘を差しながら乗ったりしますし(道交法第71条6号違反、5万円以下の罰金)、一時停止の標識に従って一時停止をする自転車はほとんどない(同法第43条違反、3月以下の懲役又は5万円以下の罰金)のだと思います。

安城市エコサイクルシティ計画では、エコサイクルシティの実現に向け、「意識づくり」「空間づくり」「しくみづくり」の3つの基本方針に沿って、以下の施策に取り組むこととしています。
1「意識づくり」
1) 自転車利用促進に向けたきっかけづくり
2) 自転車を正しく利用するための意識づくり
2「空間づくり」
1) 安全で快適な走行空間づくり
2) 安心で便利な駐輪空間づくり
3「しくみづくり」
1) 自転車利用の利便性を高めるしくみづくり
2) クルマからの転換を促進するしくみづくり

私は、この中で最も大事なのは、2-1)の中の「自転車通行区分の明確化」と「自転車レーンの設置」だと考えています。私は、デンマークの事例との比較から、自転車のための交通インフラの整備を行うことなしに、闇雲に自転車利用を推奨するのは適切でないと申し上げたかったのです。これは、部内への警鐘も含めてです。
安城市の現状を見ると、自転車専用道の整備には、これまでのクルマ優先の道路交通政策を根本的に見直さねばならないと考えています。ある意味ではクルマにとって不便な道路をつくるということです。しかし、いわゆる「地球温暖化」の問題や「オイルピーク」問題などをかんがみれば、「環境首都」を目指す安城市にとって、避けて通れないことだと思っています。

とはいえ、安城市は、標高差27メートルと極めて平坦であり、総延長25キロメートルの明治用水緑道を有し、その点では自転車利用の促進については、他の地域に勝る素質を持っていると私は思います。エコサイクルシティの取り組みはまだ始まったばかりですが、特に自転車専用道路ネットワークの実現に向けて、真剣に努力していきたいと考えております。

 以上、私の真意を述べさせていただきました。今後ともよろしくご指導のほど、お願い申し上げます。

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