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明治・父・アメリカ

2007年11月 1日 09:47

「お望みの品ですよ。これだけあったら、どこまで見学できますか」
「月までも行けそうです。お礼の申しようもありません」

(同書p.94:東京高校時代の校長高橋健三の夫人と星との会話)

師とはかくあるべきで、同時に弟としてそこまでされるような誠実な生き方をしていくことの大切さを感じ取れる一節だった。人の世でことをなすのは人である。人のつながりをしっかりつむぎ出せるかどうかがやはり大切なのだ。

子供のころあんまり伝記物は好きではなかった。まじめに読んだのは、科学者になりたいと志したので「野口英世」ぐらい。で、大学生になって、何とはなしに手にとった星新一の父のお話である。まぁ、大して期待して買ったわけではない。ショートショートとエッセイぐらいはなんとなく読んでいた程度だし、星ファンとして一冊保有しておくか、という程度の一冊だった。が、この本は、日本人必読の伝記だ思うほどの深い感動を覚えた。その後人生の転機のたびに何度も読み返した。

で、このたび改めて読み返したのであるが、やはり稀代の名著である。何べん読み返しても、教訓があり、感動がある。実業を志す人は必ず読んでほしい。夢を持つこと、人と誠実に接すること、強い意志を持つこと、引き際の大切さ、親子の情。業を始め進めていく上で大切なことがぎっしりと詰まっている。

...それらの人たちに、星は才能をみとめられている。しかし、まだなんの成果をあげていない。(同書p216)

まさに、少し思い上がってみれば今の自分の状況だなとおもう。いろいろな方々に良くしていただいているのに、確かに何も出来ていないのだ。今後、星一のように、経験を生かし、またさらに積み重ねて人生をささげるべき事業(同書p227)を始めたいものだなぁと。

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