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一番の支援は買うこと

2007年9月 6日 10:51

最近、夢やらビジョンやら持って起業した人たちと一緒に仕事をすることが多い。

もともと、僕自身、夢を持ったらその夢に向かって素直に頑張れる社会を作りたい、と思って生きてきたし、そうして本当に夢に頑張っている人を応援したいと思ってやってきている。
他方で、自分自身の夢の実現はちょっとばかり(ちょっとばかりがずいぶんたっちゃったような気もするけど)横によけているところもある。それ自体は自分の勝手な都合でやっているので、他人に対してどうこう言う話ではない。
そういう理由で、空っぽの道具に徹してやってきているんだけど、気がつくと世間の状況はだいぶ変わって、夢の実現を支援するような起業支援なんかが増えてきている。

そういう支援を横目に見ながら勝手にいろいろやってきているわけだけれど、ちょっと首をかしげることが多い。
やっぱり、自分が好きで頑張ってきてそれを突き詰めていけばご飯が食べれている、という状況が理想的なわけで、ご飯が食べれる一番の理由は、好きで頑張ってやっていることを「自分のメリット」と捉えて買ってくれる人がいるから飯が食えるだけのことだったりする。
ここをシンプルに捕らえると、用は気に入ったサービスや商品を買ってお客になることが一番基本的な支援である。

ところが最近の支援というのはなんだかおかしいものが多くて、その商品を使ってあげることもなく「パッケージを考えてやる(有料で)」や「サンプルをよこせ(無料で)、俺が宣伝してやる(有料で)」や「客の嗜好を俺が調べてやる(有料で)。その上で指導もしてやる(有料で)」というものが大半。で、こういうことを言う輩が寄って集って「俺はあの商品のファンだ。支援してやってるんだ」とか言う。そりゃ支援じゃなくて商売だろ。その人の稼ぎがない中から奪い取る姿勢は支援といわない。堂々とコンサルティング業とかパッケージデザイン業とかPR業とか普通に商売として商売してください。
挙句には、自分が何もしていないくせに、なんかの雑誌にその商品が掲載されたら「俺が口利いてやったからだ」ぐらいのことを平然と抜かす。ここまできたら商売どころか、ただの搾取。こういうあきれた輩が横行している。

でも、本当にそこの商品が気に入っているなら、堂々と買ってあげればいい。でも買わないという人もいる。その商品(もしくは作っている人)のファンなのに何で買ってあげないの?とか思う。
どこに売っているかわからない?/作った人に聞けばいい。
その人が恥ずかしがって売ってくれない?/頼み込めばいい。
自分だけ買うのも格好悪いし....。/本当にファン?
お値段が高いし。/いくらなら買えるか交渉したり、みんなで買う努力とかすればいい。

好きなことで食えるという社会を見せるためには、彼らに食ってもらわないと困る。だから僕は、財力も行動する時間も無い文字通りの貧乏ヒマなしだけど、結構日本中を走り回って、好きなことをやって新しいことを生み出している人にたいして「サービスを買ってあげる」相当のことを出来る限りしている。
僕よりお金があって時間があって人脈があるような人が、支援の名の下に、好きなことで食っていこうと頑張っている人を食い物にしている様をみるのはちょっと悲しい。まぁ、好きなことで食いたいのだからそういう人を見抜いて生き抜く強さも必要なんだろうけど。

その商品を応援したいという人のやるべきことは簡単だ。その商品を買ってあげる。そして出来れば建設的なクレームをその人に伝えてあげる。人目を気にせず、これを黙々とやっていける人が本当の支援者だし、本当のファンだと思う。
自信を持って「自分の求める社会像に必要と思う商品やサービス」を買っていく、これを繰り返せば必ずいい社会の半分が作れる。利口な消費者としての市民のあり方だ。いい社会を作るのに変な事業を起こしたりなんだりという強迫観念に駆られる必要はない。

7年ほど支援まがいのコンサル業をやってきて、支援としては「商品を自分が必要なだけ買ってあげる」何よりもこれに勝るものはないと実感している。コンサル業はコンサル業、支援は支援なのだ。

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