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ひとを動かす

2006年8月11日 13:09

最近、上の子とよく自転車で出掛ける。で、当然同じように、子連れで自転車に出掛ける家族なんかとすれ違いながら、ふと思ったことがある。
うちは、前を子供が走って、後ろから私がついていく。でも、反対に、前を親が走って、後ろから子供がついていく、というパターンがとっても多い。どっちが良いってワケじゃないんだろうけど、少し気になった。

前を走っていると、僕個人としては心配というのがある。後ろを走れば、子供の状態は見えるんで、何かがあってもすぐ対応できるし、自転車に不慣れな場合でも子供のペースで走れる。なので、小さい子供のときはそうしたほうがいいとか思ってはいる。
でも、他方で、前を走っていくことで、子供がそれに一生懸命ついていくことで、力量がつくということも十分にありえるし、子供が親の状況を確認するために振り向く必要がない分安全だという側面もあるから、親が時々振り返りながら前を走るってのも、十分合理的だと思う。
たかが自転車の話だけど、これってリーダーの二つの典型的に違うありようだなとも思う。往々にして、リーダーって言うと、前をグイグイと引っ張ることがよしとされる、ということがあると同時に、後ろからバックアップしながら全体を押し上げて目的に向かわせるというのもよしとされる。

そう考えると、リーダーなんてそんな役回りだなぁと思う。どっちを選択しても、他方がいいといわれるわけだ。史記に出てくる李広と程不識なんかを思い出す。李広は豪放で大雑把。でも、面倒見が良く徹底的な親分って感じ。程不識は理論派で清廉潔白。でも、軍規を重んじ理知的なリーダー。ま、どっちも対匈奴戦で、徹底的な戦果を挙げ続け騎馬民族の侵入をちゃんと防いでいる。これまた、どっちがいいというわけでもない。とはいえ、明らかにリーダーシップの手法は異なる。

こういうことを踏まえると、人を動かす手法ってのは相矛盾しているいくつもの手法からなっているんだと思う。人の批判なんか気にしないで、自分ができる自分の最適な手法をとるしかない。リーダーってのはそういう点では神経は図太くないと厳しいかも。

自転車の例でも史記の例でも、確実に言えるのは、どっちも子供なり部下なりにはきちんと目配せをしていることは大事。前を走ってもときどき子供は振り返らないといけないし、軍規で処理をするんであっても部下の挙動はきちんと見ないといけない。当然、豪放な親分肌であれば尚のこと。十分目配せを出来ないものは人を動かせない、ということなんだろうな。

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