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2005年1月のアーカイブ

簡単に編集してみよう

2005年1月30日 12:00

さすがに編集作業自体は、携帯(私の場合はINFOBAR)だけではできません。

PCを買いましょう。携快電話11をインストールしましょう。なんと。このソフト、簡単ですが動画編集機能がついています。多くの場合、この解像度の画像の編集であれば、このソフトだけでほとんど事が足ります。

■動画を取り込もう

基本的に、説明書通りやれば簡単にできます。
作業順としては、
1.USB等で携帯電話とPCを繋ぎます。
2.カメラ画像の取り込みで、カメラのデータをPCに移します。
3.ムービーの編集で、取り込んだ動画を確認します。
4.晴れて編集作業開始。
となります。

■とりあえず編集してみよう

編集も異常に簡単です。

1.使いたいカットを、右上のゾーンに持っていきます。
2.右上のゾーンで必要な内容を順番にならべます。

ここまででもOKですが、更に凝りたい人は、

3.必要なカットを選んで、「カット」を使って、使うカットの端を調整します
4.必要であれば「エフェクト」からカットのつなぎ目を選んで、右上のゾーンの並びのに挿入していきます。

多分、まずはこのぐらいでいけるでしょう。
一通りつなぎが終わったら、まずは再生してみて下さい。
お気に召すまで、1~4を繰り返して下さい。

■まずはPCで見れるようにしよう

お気に召すものができたら、PC用のファイルにしましょう。
これも簡単。
「ムービーの出力設定」から、PC用を選んで、ピクセルを設定しましょう。
次に、「ムービー出力」を押すだけ。
すると、色々と利活用可能なAVIファイル(****.avi)という形式で出力されます。ウィンドウズのメディアプレイヤーあたりで再生してみて下さい。繋いだ通りの映像が見れるはずです。
とはいえ、AVIファイル自体は容量が大きいので、このままでは配信用に不向きです。フリーソフトなどで、やりたい配信形式に変更して下さい。

携帯動画を取ってみよう

2005年1月20日 12:00

取り方は簡単。携帯電話の説明書を見て、動画を取って保存すればOK!

といいたいところだけど、ちょっと取り方を気をつけてみよう。
まずは、動画撮影全般の基本。
次に、携帯ならではの画像の粗さ。
次に、1カットあたりの撮影時間の短さ。
最後に、音声の取り方。

■動画撮影の基本をやってみよう。

特にパブリックアクセスの場合、人を撮るというのが結構ポイントとなる、と思います。案外、簡単に撮れそうで撮れません。動画撮影の基本と言う事で、2つのポイントに気をつけてみましょう。

1.顔を真ん中にしない。
案外座りの悪い構図になりがちなのが顔を真ん中にして撮影してしまうこと。真ん中ではなく顔を少し上に持ってくるようにしましょう。画面全体に顔じゃなくて人物全体が入るように気をつけてみましょう。
顔文字でイメージするとこんな感じです。
上 [:-)□] ×
上 [:-)□=] ○

2.視線の先は少し空ける。
顔などを横(斜め横なども)から撮る時は、視線の先に少し隙間を空けましょう。
顔文字でイメージするとこんな感じです。
左 [ (_^*)] ○
左 [(_^*) ] ×

色々あるんですが、これだけ気をつけてみて下さい。随分変わると思いますよ。

■画像の粗さを考慮しよう。

この辺はDV馴れした人も、少し困っちゃうところかもしれません。とっても画像が汚いんですね。96×80ドットの動画なんて、TV(720×480相当)に慣れた人には耐えられないこと確実です。
よっぽどアップのバストショットでもない限り、人物の顔なんざほとんど区別つかないものです。じゃぁどうするのか。これも二つのコツを考慮しましょう。

1.しっかりアップで撮る
会話などはきちんと区別がつくようにしっかり寄って撮りましょう。
被写体に失礼になならないように、きちんと本人の許可を得て取ることが重要です。

2.モーションを撮る
実は、動きはかなり画像が粗くてもそれなりに上手く見えます。
なるべく背景を動かさず、被写体の動きだけを撮るとより奇麗に取れます。人の目というのは動くものは多少画像が粗くても適切に認識します。その性質を活用しましょう。

この辺の性質を踏まえて色々と工夫しましょう。

■撮影時間を考慮しよう。

DV馴れした人にとって厳しいのが、撮影時間の短さ。1カットせいぜい4秒。異常に短いんです。まさに1回の撮影がそのまま編集時の1カット。もっと言うと、普通のTV番組なんかでも1カットは15秒ぐらいはあるものです。なので、ちゃんとした機材で番組制作をしたことのある人には、非情に抵抗感があるかと思います。

その代わり何度でも取り直せるんで、とにかくパシャパシャ撮ってみましょう。

■音を撮る。

携帯カメラの持ち方に気を付けましょう。
マイクの所を持って撮影すると、音が全然入りません(笑)
案外、各種携帯電話は撮影時にマイクの所を塞ぐ形で持ってしまうようなデザインになっています。自分の携帯電話の音声入力がどこからされているのかを確認して使いましょう。
あと、ちゃんとしたマイクではないので、必要な情報を撮りたければ十分近づかないと、何の音だか理解できません。アップでしっかりと音を撮る必要があります。


この辺を気をつけて、とにかく沢山のカットを撮っておきましょう。撮って撮って撮りまくるのが、はじめのうちはコツです。撮る時は、ちゃんと被写体になる人からは許可を取りましょうね。

パブリックアクセスって何だ?

2005年1月10日 12:00

いつも企画倒れになる連載シリーズですが、またはじめてみました。 お題は「携帯簡単パブリックアクセス」という、なんだか意味不明な代物です。要は今時の携帯電話の動画機能を利用して、パブリックアクセスに挑戦しようという非常に簡単なことです。

とはいえ、「携帯電話ぐらいは分かるけど、パブリックアクセスって何だ?」という人も少なくないでしょうから、まずはその解説から行きましょう。とは言っても私の主観がガリガリ入っていますんで、その辺は読者がご自由に斟酌してご利用くださいませ。

■パブリックアクセスの始まり

パブリックアクセスはもともとアメリカで1984年に生まれました。そもそもはCATV事業が地域独占事業にする代わりに、大衆に自由に利用できるチャンネルを提供することをCATV事業者に義務づける法律が1984年に可決したのが始まりです。
その時の法律の通称が「パブリックアクセス法」といわれていたために、CATV等を使ってその地域の住民が自分で番組を作って、その番組を自由に配信する活動を「パブリックアクセス」と呼ぶようになりました。
ちなみに、アメリカのパブリックアクセスは、一定の研修さえ受ければだれでも番組を持ち込むことができて、基本的に検閲無しで配信されるそうです。その雰囲気は、映画パブリックアクセスをご覧頂けると理解しやすいのではないでしょうか。

■パブリックアクセスの意義

これについては、研究者各人各様の解釈があると思いますが、最も大きいのは情報のバランスを取るということだった私は考えています。やはり、国営放送と民営放送(この場合、営利企業による放送)だけでは、世論形成を担う放送媒体としてはバランスが良くなく、そのバランスを取ると言うことで、市民が自由に意思表明できるという仕掛けを必要としたのではないでしょうか。
そういう意味では、昨今世を騒がせているNHKが国営ではなく公共という不思議なスタイルの放送局であると言うことと、非常に近い価値があるのではないかと考えています。極論ですが、政府と企業が結託して、世論を誘導するということを避けるために、日本ではNHKという公共放送を作ったのに対し、アメリカではパブリックアクセスという形で市民に自由に番組を作らせるという形式を取ったともいえます。

■なぜ今、日本でパブリックアクセスなのか

今、日本でパブリックアクセスという活動が必要とされてきています。NHKが不祥事を起こしたから、というわけではなくて、すこしづつその潮流ができつつあります。代表的なのが、熊本県の有限会社プリズムを中心としたパブリックアクセスの活動です(コラム参照)。
財政面を中心に地域への権限などの委譲が必要とされる中で、日本のキー局を中心としたマスメディア体制では、地域の人がその権限を構築し判断するのに十分な地域情報が流通しにくいという側面が生まれてきました。これからの地域、地方を中心とした経済圏や生活圏を築いていくに当たって、現在のマスメディアやブロックメディアでは不十分になりつつあるのです。
その補完的な側面を伴って、市民の手による必要な情報の収集と、その配信の保証によって、元々のアメリカ型パブリックアクセスとは違った意義を持つ新たな日本型パブリックアクセスがうまれてくるのです。

■パブリックアクセスは実現できるのか

私は、できると思っているのでこういうサイトもやっていますが、困難は少なくありません。
一つはアメリカのように、強烈な法律で市民の権利が擁護されているわけではないので、市民が自由意志を持って作った番組が自由に配信できるわけではありません。いわば「権限」の問題。
もう一つは、市民がそれぞれ、相手に伝えるだけのコンテンツを見出し編集する能力が育っていないということも上げられます。すなわち、仮に、そういう権限を市民に与えてもすぐに優良なチャンネルが出来上がる保証もありません。いわば「能力」の問題。
もう一つは、マスメディアに慣れた視聴者に対し、この視聴率競争の中、限られた生活の時間からこのパブリックアクセスをチョイスさせるという困難があります。権限を得て、良いチャンネルを作っても、見てもらえなければ無意味となる恐れがあります。いわば「競争」の問題。
この3つの困難を越えることが、パブリックアクセスに要求されています。

■実現へのチャンスはどこにあるか

私は、この三つの問題は自動的に解消されると考えています。

「権限」の問題は、二つの解決の流れがあります。CATVなどと協業する場合には、当然、市民による自主ガイドラインを策定することで、法的な権限がなくとも様々な批判をかわすことが可能です。しかしある意味、民放などと同じ手法です。
実は、この解消には、もう一つの流れであるインターネットという配信媒体が有効であると考えています。こちらにはコンテンツに関する法的規制は非常に少ないため、アメリカ型パブリックアクセスのコンテンツ配信が可能となってきます。しかし、「競争」の問題はより激化してしまうため、新たな解決の努力が必要となります。

「能力」の問題に関しては、動画馴れした市民を増やすということに尽きます。デジタルビデオカメラの普及で、そういう市民も随分と増えたとは思います。しかし、市民全体から占める比率は非常に少ないといわざるを得ません。実は、携帯カメラの動画機能から動画馴れする人のほうが圧倒的に多いのではないかと考えています。そう考えると、携帯動画から動画に入った人が、デジタルビデオカメラにバージョンアップするか、携帯動画でそのままパブリックアクセスに入れるようにできれば、かなりの可能性は望めます。

最後の「競争」の問題ですが、リップマンが著書「世論」で指摘しているように、人間がメディアの中で関心があるのは、まずは自分のことであり、次に家族のことであり、そして知人のことである、ということから考えると、実は作った人の友達や知人がコンテンツをまた作るというサイクルさえ作れば、いわば口コミと同じ構造で、十分にマスメディアと競争できるだけのチャンネルになるといえます。

■だからやってみた

上記から考えると、いわばインターネットで配信を前提として、携帯動画で気楽に番組っぽいものが作ることができれば、パブリックアクセスという潮流は、ぐ~んと近づくと思います。このシリーズを見てその気になった人が、パブリックアクセスに挑戦してくれたら良いなと思います。
なので、次回から、まずは携帯で番組を作る方法を私のへっぽこINFOBAR携快電話11を使って実際にやってみたのを解説していきます。

携帯パブリックアクセス技術編 携帯パブリックアクセス企画編
携帯動画を取ってみよう
簡単に編集してみよう
情報を足していこう
ネットで配信しよう
PCを捨てて街に出よう!携帯は持って。
想いは自分のモノ。だけど。
想いを形にしていこう。
実際に作ってみた

パブリックアクセスLINK

'意思発信がユビキタスになる時代へ

2005年1月 1日 12:00

2005年を迎えて今年は、これからの時代の予想というより、こう時代が動いたら良いなという希望を書き連ねたい。
私個人として今後の時代の流れを左右するのが

・双方向メディアとしてのインターネットの復権

というキーワードである。
「インターネットは双方向があたりまえではないか」という声もあることだろう。確かに、Webにせよメールにせよ、こちらから何らかの発信をしなければいけないという意味では双方向メディアではある。そういう意味では、オンラインショッピングであれ、掲示板であれ、アンケートシステムであれ、双方向ではある。
しかし、元来インターネットというメディアに期待されていたのは、こういう、
特定の発信もとに対して、そこからリクエストされている範囲で、自分の意思を伝える
という「限定された意思表明による双方向性」ではなく、個々人が自由に自分の意志や考えを表明でき、その考えをもとに不特定多数と相互に交流できるという、「限定されない意思表明、情報発信」ということが求められていたはずである。

確かに、あらゆる人がそういう表明すべき自由意志を持っているのかどうかなど、哲学的な問題も少なくないが、インターネットというメディアには、元来期待されていた「限定されない意思表明、情報発信」を可能とする、本来の双方向メディアとしての機能の復権を期待したい。

その期待にこたえてくれる二つのトレンドが、着実に生まれつつあるのも確かだ。

こうしたメディアの機能の獲得において過去のWebスペースが挫折した原因の一つは、HTMLの困難さとその作業の面倒くささが挙げられる。まずはそれをクリアする技術的なトレンドとして、Blog(WebLog)が上げられよう。掲示板の延長線という声もあるが、着実にHTMLによる更新を嫌うが、自分の考えを定常的に表現したいという一般の人に広まってきているといえる。

もう一つの問題が、古くて新しい問題とも言えるが、自分の周りで起こっていることを、自分で理解し租借し、編集し伝えるという工程を踏むことの教育や困難さが上げられる。これが欠けているために、情報発信をしていても、ユーザーサイドに受け入れられないという流れになり、フリーWebサービスなどがすたれる遠因となってことも否めない。
これをクリアするトレンドとして、パブリックアクセスの流れが上げられるだろう。市民が、自分お手で身近な出来事を情報にし発信するという活動である。日本では、熊本のプリズムなどの活動がきっかけになってCATV各社などで、そうした活動を支援する動きが現れてきている。
現状は、動画のための手法が中心であるが、情報を収集し分析し編集するという意味ではこうしたパブリックアクセスの動きは、適切な情報発進をするスキルを多くの人につけることができるといえる。

今年はこの二つのトレンドが広がり、交わるところに「双方向メディアとしてのインターネットの復権」が生まれてくると期待している。いままでは、情報受信はユビキタスだったが、これからは、こうしたトレンドに乗って、情報発信がどんどんユビキタス化されていく方向に進んでいくことが期待される。

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