1. ホーム
  2. のらマネージャーのブログ
  3. 2004年1月のアーカイブ

2004年1月のアーカイブ

セキュリティー実戦~プレゼントサイト2~

2004年1月15日 12:00

前回は具体的な情報の区分けを行いました。
その区分けに応じて具体的にキャンペーンサイトに反映しなければなりません。
そうしないと、個人情報が特定URLをたたくだけで丸見えというサイトが出来上がることになります。

お金が無いんで、知恵と工夫でその辺を乗り切っていきましょう。

5.情報提供の段階を設ける。

暗号化だの特殊な認証だのということより、そもそも不要な情報は取らない という姿勢がもっとも重要です。
情報の段階を設けて、それを具体的に投票の段階としました。

step1. メールアドレス+マガジン購読希望+投票ストーリー

まず、第一段階でもっとも可用性が重要なメールアドレスを取りWeb上の データベースに登録します。本来は、購読希望や投票情報も分離すべきですが、ここは、投票作業の利便性を敢えてとり一緒に登録作業をさせます。

step2. 名前+住所+郵便番号+電話番号

次にプレゼントを表示し、それが「欲しい人のみ」これらの情報を入力してもらいます。入力すると、後はスルーでメールCGIにより私にメールがきます。Webサーバーには情報を残しません。
SSL等は入ってませんが成りすましがし難いように、メール送信CGIにも工夫をして第3者に情報を取られ難いようにしてはいます。
ただ、実は、ちょっと失敗と思っていることがあります。
宅配で贈るプレゼントでは「電話番号」が必要で、そうでないプレゼントには必要が無いんですよね。プレゼントのデータを作る時にそういう工夫をしておけば良かったと思っています。

6.情報を誠実に取り扱う。

各種の情報の取り扱い方について、それぞれわかりやすく記載することもまた重要です。

通り一辺倒な個人情報の保護についての記載では、ユーザーは信用しません。
そして、こちらが頑張っても怒りうるリスクについては、事前に記載して 理解してもらう必要があります。

後は、ちゃんと情報を入力する場面で「入力する理由」と「そのリスク」を明記すること、情報をその約束に従って適切に取り扱うことです。
ですので、
・メールマガジン購読希望の方のメールアドレスに対してのみ、 メールマガジン登録作業を行う。
・住所名前を送ってくれた方には、プレゼントの送付をきちんと行う。
そして、きちんと情報の破棄を約束通り行うことが重要です。

7.まとめ

ちなみに、取った情報は
A:メールアドレス、マガジンの希望、投票ストーリーID
B:名前、住所、電話番号、郵便番号、感想
です。
AとBでは、可用性と機密性に差があります。
本当は、完全性についても差をつけたいのですがそれを行うコストと それのためのメリットが少ないので、あまり手を加えていません。
Aは機密性(中)、可用性(中)、完全性(小)
Bは機密性(大)、可用性(小)、完全性(小)
と考えています。

当然、機密性から来るデメリット、可用性から来るデメリットとそれぞれのメリットを自分なりに数値化し判断することが、個人情報を取り扱うサイトを作る上で最も重要でしょう。
どこにでもあるアンケートCGIを単純に使うのではなく、これからはこういう考え方でアンケートサイトを作る必要が生まれてきています。イッショクタに個人情報と考えるのではなく、一つ一つの情報を預かるということを真摯に考えることが原点ともいえます。

では、次回は検証方法と運用の実際を考えていきましょう。

グランブルー

2004年1月15日 00:00

普通に売っている焼酎です。しかも普通の甲類焼酎です。ぱっと店頭で見つけて何がすごいんだ。という感じの代物。青いキレイな角瓶であるってことをのぞけば一見変哲はない。んだけど、よくみると海洋深層水使用って書いてあるんだな。

今の時代、ビールだって何だって海洋深層水なんて、猫も杓子も使ってるしたいして関心はない。とおもって、飲みもしなかったんですよ。ある日まで。

そのある日というのは、年も押し迫った2003年の暮れ。
出張中にちょっと仕事で手が空いた時に、北海道での仕事でお手伝い頂いているKさんにちょっとした情報交換にと連絡した所
「今面白い人と会ってるからおいでよ」
というお誘いに乗って、うかうか出向いたのが運の尽きでした。

そこには、「らうす海洋深層水」という会社の社長(といっても若くて穏やかな感じのかたです)がいらっしゃいました。そこで、知った新事実が、なんとグランブルーに採用されている海洋深層水は、同社の海洋深層水なんですね。
オホーツク海を眺めて住んでいたことのあるものとしては、ちょっとそれだけでも応援したくなってしまいます。

社長「じつは、この深層水を採用頂くのにちょっとした紆余曲折があったんですよ」
F「ほう。」
社長「合同酒精のかたがはじめにお見えになって、うちの深層水を採用したいといって頂けたんですけど、一度お断りしたんですよ」
F「なぜ?良い話じゃないですか?」
社長「うちの会社はあくまで地域おこしの会社なので、地域にメリットの無い話は全てお断りするんですよ」
F「??」
社長「はじめ、合同酒精さんは仙台の工場で作られるとおっしゃったんですね。だとすると、仙台は儲かるけど北海道はどうなんだと」
F「なるほど。で、結局どうなったんですか?」
社長「一度、お引き取り頂いた後もう一度いらして頂いたんですね。そこで、仙台ではなく旭川工場で作るというご提案を頂いたんですね」
F「ほうほう」
社長「本音としてはらうすがストレートに儲かるのが良いですけど、工場作れとは言えませんし。そこでOKしました。今では良いお取り引きをさせて頂いています」

ということで、一見普通の甲類焼酎に海洋深層水が入っているだけのようですけど、北海道人による、北海道のための酒といえる焼酎なんですね。
実にあっぱれ。

社長「おまけなんですけど、グランブルーはフランスのシラク大統領御用達のお酒なんですよ(笑)」
F「なぜ何ですか?」
社長「親日家のシラクさんが日本にきた時に『フランス語の名前のついた焼酎がある』と感激して下さって、良く飲んで頂いているんですよ」

こんなでも北海道発世界。フランス人みんなが飲んでくれるともっと嬉しいですね。
普通の見た目にもこんなことがあるんですね。

人は見た目に寄らず。酒も見た目に寄らず。いまでは、私も焼酎はグランブルー派です。

子育てSOHOって?

2004年1月11日 13:30

いわゆる仕事のスタイルとしてSOHOをはじめて、そろそろ5年になります。おまけに共働きで相方のほうが、サラリーの仕事なので、へたくそながら家事と育児をある程度、私のほうで受け持つかたちで生活をしています。
一人目が一才になるかならないかぐらいで、丁度家内の育児休暇の終了にあわせる形で起業してしまいました。そういう事で、子育てしながらのお仕事という風に落着いております。気がつけば、もう一人増えていて、実ににぎやかしい事務所兼自宅での仕事です。

近年は、女性のかたを中心に、こうした子供を面倒を見ながら自宅でお仕事をするスタイルを「子育てSOHO」と呼んで、支援されたり、推奨されている団体等も少なからずあります。男性で、こうしたライフスタイルを古くからされている方では、雑学ドットコムなどで著名な小橋昭彦さんが、HOWKS(Home Office With KidS)という呼称で独立開業(小橋さん自身、現在は独立されていますが)ではないのですが、子供を育てながら自宅でお仕事をするというスタイルを実践されています。

彼ら、彼女らを非常に尊敬しているのですが、天邪鬼な僕としては最近の、

子育ては大事→子育ては自宅じゃないとできない→だったらSOHOで独立開業!→子育てと仕事の両立だ!万歳!

みたいな話は、ちょっとどうかなぁとか思っていたりするのです。ですので、これから子育てSOHOはじめたいという人のために、自分が5年やってみて思う、子育てSOHOのデメリットみたいな話とか、素直な雑感とか、このコーナーでつらつらと書いてみようと思うのです。
とはいえ、そもそも、私自身、子育てをする主夫として2流だと思うし、私の事業所自体、収益的に青色吐息で生き残っているだけなので、あんまり偉そうなことはいえませんけど、そこいらの弱小SOHOの思っている戯言と思ってお付き合い下さい。

情報化って?~住民ディレクターを通じて~

2004年1月 2日 23:30

2003年も師走。で、人生最南端到達。福岡から特急に乗って、かっぱの町、八代に到着しホームで弁当の駅売りをしているちょっと怖目のかっぱに扮した駅弁売りのおじさんを眺めながら乗換。
あとは、どこまで行っても田舎。ビジネスの喧燥を忘れてのんびりしたくなる風景だ。
その終着駅到着。そこが目的地の人吉市だ。
で、そんな田舎に何しに来たのかといえば、元祖地域情報化を見るためだ。

IT業界の仕事に入って以来、ずっと地域情報化に関わって各地を取材してきた。しかし、東京において高く評価されている事例を見れば見るほど、理由は分からないがすごい違和感を感じてきた。で、2000年のそんなある日、とある講演でパネラーで一緒になった、有限会社プリズム社長の岸本氏が中心となって行われている地域情報化の事例を聞いた時、「これだ!」と思った。その活動が、九州熊本にある人吉球磨地方の「住民ディレクター」なのだ。

■私が地域情報化を切る原点

実は、岸本さんにであってこの活動を紹介してもらうまで、地域情報化というのは地域の情報インフラを整え、地域住民が新しい双方向メディアに馴染むことこそが地域情報化だとばかり思ってきていた。インターネットの普及による新しいメディアの到来を感じていた私には、それ以外の地域情報化という視点はあまりなかった。しかし、これは「情報化」ではなく「情報化されたものの流通手法の変化」に過ぎないものだということに気がつき、自分の違和感が払拭されたのを良く覚えている。

3年の越しの想い人ではないが、ようやくスケジュールも合い、心躍らせての訪問となった。

人吉球磨の「住民ディレクターによる地域情報化」は、1992年の山江村を発祥とし、地道に人材を増やしながら、現在はそのエリア全域での活動となってきている。活動のポイントは何かといえば、住民がディレクターとなりTV番組を作る事。文字どおり「住民ディレクター」なのだ。その上で、制作した番組を地元のCATV、地元の地上波、地元のCSチャンネルなどに供給して放映し、加えてインターネットでも動画の放送を始めた。

この活動が、私にとって元祖地域情報化と呼べるものであるのかというと、情報化というのは現実の「人、こと、もの」を、情報というものに変換して流通可能な状態にするということだ。で、例えば、TVのディレクターというのはそれを商売としていて、色々な「人、こと、もの」を情報に変えて流して飯を食っている。
そういう意味では情報化を商売とする人々は昔からいたのであるが、「地域」での情報化の本質はどこにあるのだろうか?

■地域情報化の本来の意味

地域の情報化なのだから

・地域の「人、こと、もの」を情報に変化させる。

のは大前提なのだが、次は意見が分かれることになるだろう

・地域の「人、こと、もの」を
 「外の目で客観的な価値基準に基づいて」情報に変化させる。

・地域の「人、こと、もの」を
 「地域人の主観的な価値基準に基づいて」情報に変化させる。

両方の情報化が行われていることは重要であることは明白だとおもう。
前者については、地方放送局や雑誌社、新聞社などがそういう意味での情報への変換は行なっており、特に今更、どうこうするべきものではないかもしれない。その部分の情報については、「情報化されたものの流通手法の変化」としてのインターネットなどによる情報インフラの整備は、色々な意味やインパクトを持つといえよう。

しかしながら、後者の観点の情報化はどうであろうか?
実は、これについては行われているようで、それ程行われてはいないというのが、実感である。地域ミニコミ誌など、じわじわではあるが、地域の「人、こと、もの」の情報への変換は行なわれているものの、他方で「見るに耐えない」情報が多いのも事実である。情報への変換が一人よがりであったり、基本的な手法を抑えていないからというのも現実である。

前者の情報化はプロ化した人が行なうため、このような問題点はないものの、後者のような「地域の主観(地域の価値観に基づき相対化された視点)」な視点はなく、ある意味で地域の外の人のための地域情報になりがちである。
人吉球磨地方の住民ディレクターは、「地域情報化」という観点で考えると、その最大の価値は後者の意味での地域情報化であるという価値に他ならないのだ。

■住民ディレクターの価値

たしかに「他地域と地域情報化の取り組みを比較するという観点」で考えれば、上記のような見方になる。人吉球磨という地域そのものから見ると、住民ディレクターとその活動が持つ意味合いは必ずしもそうではない。

実は、最もポイントとなるのはこの活動において、共有されていなかった番組を通じて二つのものが共有されることだ。

・番組を作るプロセスの共有
・番組を通じた情報の共有

どの関係者も「住民ディレクターは番組制作のディレクターではなく地域作りのディレクターなのだ」ということ異口同音で述べている。実は番組を制作するプロセスと、地域づくりやまちづくりのプロセスは非常に似ているのである。
構想力、リサーチ力、構成力、広報力、リーダーシップの5つの力が、どちらの活動にも必須なのだ。こうした力を番組の制作プロセスを地域住民に体験させ、地域作りの人材を育成するというところが狙いなのだ。
いわば、地域においてプロセスの共有をすることで、いざという時に一人でも多くの有為の人材を確保することができるのである。

そして、力をつけるだけなら、おそらくは他の手法もあるであろうが、より強い地域を作ることを考えた時に、共通の地域への理解は非常に重要である。地域の人々が自分達の手で作った番組を通じて情報を共有することで、東京や大都市を中心とした価値観で相対化された情報ではなく、「地域の主観(地域の価値観に基づき相対化された視点)」に基づいた、地域の生きた情報共有がなされるのである。
この共有情報をもとに、有機的に連動したまちづくりを行なう事が可能になるのである。

■地域情報化と地域

プロセス共有を通じて、行なわれる活動はさらに視点を付加していき、「かちゃり(≒語り)バンク」という、人材育成活動へと流れていっている。地域情報化を通じて得られるものをシッカリと考えて、ストレートに活動に取り組んだ結果が人吉球磨の成功を生んだといっても過言ではないだろう。

実際の番組収録の風景を山江村までお邪魔をして、拝見させて頂いた。私も短い間とはいえ元TVディレクターである。素人のお手並み拝見、と気楽に見に行った。が、そこいらの地方局でのプロが行なう番組作りと水準は全く変わらない非常に優れたものであった。正直いって驚愕した。その収録の後、地元自慢の球磨焼酎を楽しみながら、現在の悩みを、住民ディレクター0号で、元祖住民ディレクター活動エリアの山江村の村長の内山氏に話を聞いた。すると「情報化した情報は一杯あるけど、流すインフラが無いんですよね。実は地元住民は自分で作った番組を見れないの(笑)」と、軽く地元エリアにCATVやらブロードバンドインフラの無い現状をのべていた。情報の共有プロセスは、実は、一部地域にかぎられている側面もあるのだ。

この内山村長の発言を読んで、「うちのエリアはブロードバンドが来たぞ」とか、「助成金をうまく持ってきてCATVがあるぞ」とか「やっぱりインフラが一番大事なのだ」などと威張る御仁に問いたい。「で、あなたのエリアでは、まちづくりの人材を何人生み出しましたか?そして、あなた方のコンテンツをどれだけの人が感動を持ってみますか?」と。
さらに、そうしたインフラ活動を高く評価する、役人や評論家にも問いたい。「地域情報なき地域情報インフラに何の意味があるのですか」と。むりやりIP情報インフラを導入して、得をするのは結局ITゼネコンなんていうおかしなODA的な構造に付き合うぐらいなら、IPインフラなき地域情報化のほうが、地域とそこに住む人々にとってはよっぽど素晴らしいのではないだろうか。
地域情報化を推進される立場の方、評論する立場の方には、ぜひご一考頂きたいものだ。

帰途につき、車窓から見える小雪の舞う人吉球磨エリアの風景を眺めながら、こんな事を考えさせられた一泊二日の短い取材を終えた。

ポストユビキタスの胎動

2004年1月 1日 12:00

2004年をようやく迎えた。インターネット技術が生まれ、商業化し社会の基礎インフラとしてドンドンと広がりを見せている。
ここ2年間のキーワードの一つはユビキタスだった。無線IP技術の発展を受けて、携帯電話を中心に、多くの人々が「いつでもどこでも」のネットワークに参画してきた。
そして、技術先行というわけでもなく、多くのニーズを発掘しそれらをユビキタスなサービスへと消化して、多くのユーザーにとって便利なネットワークへと進化している。

このようにとても便利なユビキタスネットワークだが、今後の発展において問題がないわけではない。

およそ三つがあげられる

1.情報爆発に伴う情報流通に耐えうるネットワーク

2.情報爆発に伴い、人間に理解可能な情報処理のサポート

3.流通情報における、的確なセキュリティの確保

ユビキタス時代においては、何でもかんでも、人間が暗黙的に処理していた各種の情報が、明示化され流通するようになると考えられる。そうすると、大量の情報流通がはじまることが予想される。その情報流通は、まずは、インターネットのナローバンド時代のような流通混雑のような状態を生み出しうる。まずは1の問題である。
この問題の解決には、無線技術の進歩と情報圧縮があげられがちだが、そもそものプロトコルであるTCP/IPがそれに耐えられるかどうかの議論も必要になってくるかもしれない。また、TCP/IPを生かしていくという観点で見た時に、有線であれば光インフラによるブロードバンド化で対応している。しかし、ユビキタスのキーとなる無線インフラで、それはそもそも可能なのかどうか。

そして、流通情報がかつてのインターネットのメールやWebのように、人間生活において明示的に把握していた情報を、明示的に流通させるだけではなくなるのだ。例えば、エアコンの温度情報や消費電力が、毎秒毎に携帯に送られたところでそれほどの意味はないだろう。そこで、そのような情報を分析し意味付けして人間が判断可能な、明示的な情報に消化するか、暗示的なまま自動的に消化する必要が出てくる。これが2の問題である。
この問題解決には、既存の技術で培われた、データマイニング等の技術が有効であると思われるが、今まで、そこまで明示的に形式化された記号を持ってして、あらゆる情報処理をした経験は人類にはない。そう考えると、解決の技術が、それだけではいささか心許ないのも事実だ。

そして、大量に自分の制御が可能な範囲を超えて、自分にまつわる情報が流通し始めることも予想される。実際すでに、GPS携帯など位置情報を伝える機構をもつものばかりか、医療情報等の各種情報を、それこそ「いつでもどこでも必要な時に」使えるようにするために、常時流通可能な状態になっている。
この状態において、必要なポイントは、 ・伝えたい相手にのみに的確に伝わる技術
・伝えようと意思表示を明確にした時にのみ伝わる技術
の2点だ。この2点のうち、一点目に相当する技術として、既にPKIなどの技術が提示されている。しかしながら、その暗号化の限界も指摘され始めている。また、後者の技術に関しては、利便性との兼ね合いの中、意思表示抜きに情報提供が可能な仕組みに注目が集まりつつある。

2004年は、こうした問題意識が共有されつつ、ポストユビキタスをになう基礎技術の競争の年になりそうである。
見えてきているキーワードとしては、一つは量子通信だ。1の問題と3のうち「伝えたい相手にのみに的確に伝わる技術」の解決の一つの道筋になりそうであるからだ。
そうして、もう一つのキーワードが「データマイニング」だ。これ以外に2番目問題を解決するすべはないだろう。
見えてこないのが。3番目の問題のうち「伝えようと意思表示を明確にした時にのみ伝わる技術」を解決するソリューションだ。ある面で「アンチRFID」、「アンチユビキタス」ともいえる技術が、その一翼をになうのではないだろうか。

そう考えると、2004年はポストユビキタス時代に向けての胎動の時期といえ、それをになう要素技術の確立を見据えていきたいところだ。

  • 1

アイリンクへのお問い合わせ

お問い合わせメールフォームはこちら

2016年12月移転 北海道旭川市神楽1条7丁目4−8 お問合わせはメール・SNSアカウントで mail
  • twitter
  • facebook
  • google
  • noimage
  • noimage
  • noimage