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外注コントロールの重要性

2001年1月15日 12:00

年々、企業のWebが加速度的に増えてきているが その大半が、一部製作か完全丸投げかは別にして、 多くの場合外注がかんでいることだろう。

これがケーススタディに適切かどうか不明だが、 2件も立て続けに、外注の力量差のせいで プロジェクトが頓挫寸前にまでなってしまった。 一個は事実上頓挫したといってもいい状態である。 このケースの頓挫したほうを紹介し、Webの構築において 適切な外注の選択が重要であるということを示したい。


ケース:某食品原料メーカー

当初、某印刷会社が仕事を受け、Web計画の進行が印刷物と 同じ感覚で進められているために文字レベルの変更や、 デザイン変更ばかり入り、製作公開までに1年以上無為に時間を費やしていた。 ここでポイントになるのは、製品注文フォームの仕様が未定のまま 進められていたことだ。
この状態から、この印刷屋に入った私のほうに担当が降ってきた。
(始まったころはこの会社の人間じゃなかったしね)

で、わたしのほうで、再設計と仕様を詰め一ヶ月で、注文以外の部分を 瞬時に策定し、ほぼ完成した。注文部分をCGIを利用するものということを 決定し製作に取り掛かった。

で、ここで突然問題が発生した。サーバーを再度安いプロバイダーと 契約しそこでWebの公開をしたいということで、わたしが用意してあった プロバイダーサーバーではないサーバーへの納品の必要性が生じた。 クライアントとしてはいろいろな付き合いの中で、一社に集中させたくない という部分があったようである。そこでプロバイダーだけは付き合いのある 別会社を選択した。
ここで、完全にこのWebが頓挫してしまった。なぜなら、このプロバイダーは CGIを含むあらゆるサーバー再度の処理を認めていないのだ。

これでは納品してもCGIが動かないので通販の注文すること自体不可能に なってしまうことは明白。
で、クライアントにプロバイダーの変更の再考を促したものの、CGI等の技術的な 部分を十分に理解せず、契約済みのプロバイダーの「うちは安いけどちゃんと 普通のことは全部できる」という言葉を信じて、変更はしないと一蹴。
やむをえないので、プロバイダー側に変更を交渉。
プロバイダー側は企業向けWebにおけるサーバーサイドの処理の重要性を まったく理解しておらず、無視を決め込む始末。
一向に埒があかず、無駄に2ヶ月ほどすぎてしまうという事態になってしまった。

これでは、Web公開のタイミングを合わせることも出来ないので プロモーションの組み立ても不可能で、結局なし崩しに始まって 公開しているだけで機能しないWebになってしまった。


さて、このケースで問題点になっているのはなんだろうか?

1・Webの計画を印刷物と同じ感覚で取り扱ってしまった。
2・取引業者を適切な一元化をしないで付き合いの都合で多元化してしまった。
3・Webビジネスを理解しない外注をはさんだ。

この三つが上げられるだろう。

まず、そもそもは、もともと受けた外注であるわたしの会社と 発注側であるお客のほうがWebをまったく理解しないで ことを進めようとしたことに問題がある。それで、無駄なコストを かさませてしまい話がこじれる遠因になってしまった。
次に2であるが、これは発注もとがWebに精通していれば多元化しても 差し支えはないが、今回の場合では、コントロールを他社に任せたまま 仕事を多元化してしまったのが、更なる問題であろう。
ここで、Webビジネスについての理解度が同程度の外注であれば わたしがコントロールできたので問題はなかったのだが、 Webでビジネスをするということが何なのかを理解していない 外注だったので、更なる事態の悪化を招いたといえる。

ちなみに、もう一件のものも、くしくも同じパターンで CGIに関する部分のみをWebビジネスを理解していない ただの技術屋に外注してしまい、仕様も納期もめちゃくちゃに なりかけ、頓挫寸前になった。
しかし、こちらのクライアントは、寸前で力量が違いすぎる 外注を2社コントロールする困難に気がつき、CGI部分の 製作もこちらに任せてくれ、公開も間に合い、そこそこのWebに することが出来た。


教訓として言えることは

・お付き合いで業者を選ばない。
・丸投げするなら、見識と力量のある1業者のみに投げる。
・多数の業者をかませるなら、まずは自分が外注をコントロールできるだけの知識と力量を持つ。
・力量の違う外注を一緒に仕事をさせない。

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