1. ホーム
  2. のらマネージャーのブログ
  3. 2000年6月のアーカイブ

2000年6月のアーカイブ

ジャーナリスト

2000年6月30日 00:00

私もジャーナリストになりかけたころがありました。
私に、TV番組の作り方を手取り足取り教えてくれた先輩がいました。
その先輩は、はじめはえらい無愛想でした。
新人で局に配属されたとき、一通り、新人らしく
「よろしくお願いします」と、周りの人に挨拶すると、 他の人は、やさしく「頑張ってね」とか、「こちらこそよろしく」とか 言っているのに、その人は、完全無視。
で、皆さんとの顔合わせと挨拶が終わると、いきなり、
「ちょっと、こっち来い」
と、私を奥に連れていって
「みんな、暇じゃないんだから、この辺のVTRでも、勝手に見て勉強してろ」
そういって、さっさと仕事に行く始末。
で、はじめて中継番組の仕事をするときでも、その人がメインのディレクターで、 私の立場は、バイト以下の扱い。徹底的に厳しく扱われました。
でも、一緒にロケについて行ったりして、少しずつ、盗む事を盗んでいると、 だんだん、認めてくれてたのか、いつも一緒に行動するようになりました。
TVとは、TV番組とは、あるべき演出とは、その人のTV哲学を よく、私を相手に延々と語っていました。
当然、私も非常に影響されました。
その影響は、私が、インターネットというメディアでの仕事をするようになってからも 色濃く反映しています。

で、ある日、先輩が自分が作った番組を素材に、勉強会をしてくれる事になり、 私の家でする事になりました。
ちなみに、当時も、私の家はバー状態。
家に入った先輩の目には、ごろごろと転がるボトルの数々が映ったわけです。
I「これなんだよ」
F「いやぁ、カクテル作るの趣味なもので」
I「ほぉ。なんか作ってよ」
F「どんなのが好きです」
I「いやぁ、どんなのでも良いけど」
F「じゃ、まずは軽いので」
と、トニック系の軽いお酒を飲みながら勉強会を深夜まで。
で、終わったところで
I「なんか、他のカクテル作ってよ」
F「うーん」
I「あ、俺にぴったりのカクテルとかある?」
F「わたしの、Iさんのイメージにぴったりなカクテルでいいですか?」
I「OK!OK!」
ジン、ドライベルモット、スイートベルモット、コアントロー、レモンetc
手早く用意して、グラスに注ぐ。
F「はいどうぞ」
I「お。変わってるけど、けっこう美味いじゃん」
F「よかった、気に入っていただけて」
I「なんて言うカクテル?」
F「ジャーナリスト。」
I「いいねぇ。でも、俺、あんまり報道系は狙ってないけど(笑)」

うーむ。失敗か。
でも、私としては、事実ではなく真実を伝えるという 姿勢はたとえ演出家志望であってもジャーナリストだと想う。
今は何処で、どんな番組を作ってるのかなぁ。

インターネットと市民運動

2000年6月15日 12:00

(この文章は私が、3年前(97年頃)に書いたものです)

古い話題で恐縮だが、 巻原発の問題というのがあったのを 覚えているだろうか?
この時、実はこの問題はマスでの取り上げられ方よりも、 インターネットで紹介された方が早かったようだ。 私も インターネットで見た のが先立ったことを記憶している。しかも、 反対派 の攻撃の最大の武器になっていたようにも 見える。
で、結果的には住民投票により、巻原発は白紙になり、 このインターネットでの市民運動が一躍脚光を浴びた。 また、同時期の 沖縄問題、 エイズ問題 しかりである。

確かに、耳の早い人などはインターネットで情報を つかんだであろう。しかし、本当にインターネットでの 市民運動がその形を結んだものといえるだろうか?
確かに 公文氏 などが述べるようなネチズン等の活躍という 観点から見れば、その活躍のツールとして、役立ったとは いえるであろう。

インターネットが市民活動の有力なメディアというのは、 時期尚早ではないであろうか。

それが証拠に、他のインターネット上で取り上げられている、様々な市民活動は、盛り上がりも成果も見せているとは いえない。
特に最近は顕著だ。
インターネットが市民運動の有力なメディアであるなら、 これだけ当時と比べ、インターネットが普及しているのだからもっと成果なり具体的結論なりがどんどん出てきても おかしくないはずである。

私が思うに、巻原発も沖縄も、所詮はマスコミを介した 市民運動の結実にすぎないのではないだろうか。 確かに、インターネットがマスに関わる人達に 情報を提供するチャンネルとして働いたのは事実だが、 それ以上でもそれ以下でもないのではないか。

インターネット上で、同じ夢が見れると思っている 市民活動家の皆さん。もう一度、巻と沖縄の結果を 導いたのは何だったのか考えてみては如何だろうか。

確かに純粋な個人の力の結集という、 今までとは違ったスタイルの活動の勝利ではあっただろう。 しかしその個人を本当に集めたメディアは何だったの だろうか。

  • 1

アイリンクへのお問い合わせ

お問い合わせメールフォームはこちら

2016年12月移転 北海道旭川市神楽1条7丁目4−8 お問合わせはメール・SNSアカウントで mail
  • twitter
  • facebook
  • google
  • noimage
  • noimage
  • noimage