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Webビジネスの勘違い~初歩編~

1999年5月 1日 12:00

最近、Webビジネスを全くやったことが無いが、 Webに感心のある人と、Webに関心の無い人と 話をする機会があった。

どちらと会話をしていても、どうもWebビジネスや 電子商取引について、大きな誤解があるようだ。


1、インターネットは一獲千金の博打性の高いビジネスである

とある北海道のかなり個性的なギャラリーの方とお話したときのことである。
ここの商品は、非常に個性的であり、またここでしか取り扱っていない、 さらに、ギャラリーの店主であるこの方のその商品に対するこだわりなどを 考えると、非常にWeb向けの部分があると思い、いろいろ、お話をしてみた。
返ってくる回答は、
「私はそんなに儲ける必要が無いから。色々な人とお話をしながら、こういう商 品を売るのが楽しいの」
じつは、こういう人こそWeb向けなのであるが、どうも、
インターネット=無機的な一獲千金のツール
と言うイメージがあるらしく、インターネット通販をすると、
お客とのコミュニケーションが無くただカタログ販売するのと変わらない、と思い込んでいらっしゃったので非常に残念だった。

実際、Webで商品の売買をしてみれば分かるのだが、現実世界以上のコミュニケ ーションが重要であり、カタログをパラパラ眺める感覚で買うと言うよりは、店主や、その店主が作る Web(お店)の雰囲気で買うと言う部分が大きいのである。

言い換えれば、一獲千金よりもこまめなコミュニケーションを大切にする 地味な対面販売とも言えるのである。


2、Webは誰かに作らせれば、後は放っておいても客(注文)がくる

ある面では1の発展であるが、いまだにこういう人も結構いる。
実際に愛知県で特許を取った製品を売りたいと言う人とお話する機会があった。
私がWebをしていると言うこともあるのだろうが、
「(製品を売るページを)こう、ちょちょっと作ってくれれば良いから」
と、言うだけなのである。
インターネットユーザーが、そんなページで売っている商品に魅力など感じるは ずはないだろう。
その時は、表現は遠回しではあるが、その場で制作はお断りさせていただいた。

しかし、この人のその製品に賭ける熱意や情熱は非常にすばらしいものはあるのである。
延々と、その製品のよさや、素晴らしさを語ってくれるのであるが、 どうも、製品を売るのには、マスメディアでの通販やスーパーでの販売のようにキャッチコピーだの、グラフィック的な見た目が大切だと思い込んでいるらしく、そういうことについては分からないので、専門家に押し付ければ良いと思い込んでしまっている。

Webの通販は全く違う性質のものなのである。
店主のこだわりと、お客とのコミュニケーションが、製品の価値を作り、 その価値をお客が購入するのである。
先も延べたが、本当に地味な対面販売の延長でしかないのである。
(そして one-to-oneマーケティングの本質もそこにあるのである)
この人に言えるのは、そういう事を良く理解した上で、自分でWebを作り運営していけば おそらくそこそこのラインで売り上げを上げることが出来るだろう。
(もっとも、本人はいくら説明してもその事を理解していただけなかったが)

どちらの事例でもいえることだが、Webのビジネスは、多くの人が思っているよりも、はるかに人間臭く、地味な商売なのである。
あくまで、技術でもカッコ良さでもなくて、人と人の信頼を構築するコミュニケーションをどれだけ交わせるかということなのである。
そして、その基本に忠実なWebこそが成功するECサイトと言えるのである。

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