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第33回  2006年のスタートにあたり の巻

2006年2月15日 19:26

 地域と日本の未来のために

 輝かしい新年を迎え、読者の皆様も今年こそは!と仕事に趣味に決意を新たにしていることも多いと思います。 そんな2006年もスタートしてはや2週間あまり。早くもスタートダッシュに躓いているなんてことはありませんか?
ボク自身も今年はいよいよ40歳。「不惑にして惑わず」なんて言うけれど、実際の自分はとてもそんな立派にはいかないようで、 どうも今年も迷い、戸惑いながらの1年になりそう。ただ、思うことは今日1日は明日から10日間のための確実な1日でありたいし、 今年1年はこれからの10年間のための確実な1年にしたいもの。決して気負いすぎず、ただ、 刹那的に流されることなく1日1日を過ごせたらそれで良いのではないかと思うのです。

 昨年から中小企業家同友会の政策委員会というところで、中小企業にとって望ましい地域、経営環境のあり方について勉強し、 ボクなりに考えています。ボクは企業家として、まだ決して立派なことをいえる経営者ではありませんが、 この地域で会社を運営させていただいている以上、地域の未来にシッカリと責任を持った企業家になりたいし、これからの地域は、 役所やまちづくり団体ばかりではなく、そこで活動する中小企業が経営的にはもちろん、 CSRという側面においていかに地域社会に根ざすことができるかどうかによって、大きく左右されると考えています。
日本の人口が減り始め、10年後、20年後の私たちのまちも決して例外ではなく、確実に人口は減るし、地域の経済も縮小します。その時、 この地域を人が暮らすには不便な土地にしてしまうのか、規模は縮小したとしても、市民がそれぞれの価値観に基づき、 豊かで幸せな暮らしができる地域としてありつづける事ができるかどうかは、まさに今このときに我々がどう生きるか、 企業がどの方向に向かうのか、にかかっていると言っても過言ではないでしょう。
今年40才を迎えるボクは20年経つとちょうど60才。今のサラリーマンであれば、定年退職を迎える年齢です。 60歳をすぎて責任世代としての役割りを終えるとき、次の世代にこんな時代に誰がした!なんて、責められる事のないよう、同世代の皆さん、 お互いがんばりましょうね。

 インターネットのこの10年

 この連載では、主にこの地域の中小企業で働く皆さんがビジネスでIT、特にインターネットとどう向き合い、どう付き合うべきか、 どうビジネスに活用すべきかという内容を中心に書かせていただいていますが、 それにしてもこの10年でわれわれのビジネス環境は大きく変わりましたね。 思い返してもオフィスのIT革命は95年にウインドウズ95が発売されて、 当たり前に職場にパソコンが普及し始めてから始まったというのが一般的な印象でしょう。ただ、 本当に中小企業でもIT化の恩恵を受けることができるようになったのは、02年位からいわゆるブロードバンドが本格的に地域に普及し始めて、 リーズナブルにインターネットへの常時接続環境を整えることができるようになってからですね。
アイリンクが設立した01年当時でも、インターネットに常時接続するには、 いわゆるISDN回線で64kbpsの常時接続サービスを利用するのがコスト的にも一般的で、 それ以上の接続速度を求めるためにはいわゆる専用線を自社まで引き込んで接続する必要がありました。現在、 月額1万円以内のコストで手軽に利用できるようになったいわゆる光ファイバーを使った接続サービスの実効速度、 20†50Mbpsでインターネットに接続しようとするとそれこそ、月に何十万円ものコストが必要だったのです。 総務省によるといわゆるブロードバンドインターネットの利用者数は昨年9月末で2100万件を超え、 今年はいよいよ本格的なブロードバンド時代に突入したと言えるでしょう。北海道では、 郡部で未だISDN回線のみしか利用できないエリアもあり、都市部との格差の問題は抱えていますが、 ボクはこのブロードバンドインターネットこそが、我々の地域の未来を左右する大きな要素になるように思うのです。


 ブロードバンドが地域を変える

 かつて、飛行機が人の輸送の主役となったとき、都市と地方の人的交流は格段に進みました。 都市と地方の距離は時間的にも経済的にも近くなり、今では東京に一度も行った事が無いとか、 このまちから出たことが無いなんて人はまずいなくなったのです。
ただ、逆に言えば都市と地方の時間的、経済的接近は、企業や人、モノ、サービスがあふれる東京などの大都市圏の大量の人間に、 簡単に地方にやってきて、大量の商品を、地方で地方の人間を対象に商売させてしまってきたのも確かです。結果、 本州大資本の商売に地方の中小は対抗するすべも無く、 現在では旭川の経済は本州資本を中心に動いてしまっているといっても過言ではないでしょう。
加えてこれまでは情報もすべて、東京などの大都市圏から発信されるものをボク達は受け取るしかなかった。その時々の流行も、トレンドも、 価値観もすべては東京発の情報によってわれわれは考えるしかなかったのです。つまり、都市の都合のよいようにつくられた情報によって、 ボク達は価値観を養い、その消費行動も都市でつくられたものをより好む傾向がつくられてしまったのではないでしょうか?
ブロードバンドインターネットが普及することにより、今、そうした都市から地方への流れに逆流がおきようとしています。 インターネットの普及によって、地方発のホームページを全国に向けて、さらには世界に向けて発信することはこれまでも可能でありました。 しかしながら、放送が持つ圧倒的なマスを対象としたメディアの力には所詮、質量ともにかなうものではありません。しかし、 ブロードバンド環境によって、よりリッチなコンテンツを多様性を有する都市住民に確実に届けることができるなら、 その地域の魅力をインターネットを通じてもいわゆる放送に頼ることなく、発信することが可能になるのです。
北海道録画センターの井下社長は全映協グランプリ2005で優秀賞を獲得した制作番組を東京のキー局で放映するのに本当に苦労されたというお話を聞きました。 地方発のこんなすばらしいコンテンツもブロードバンドインターネットがあれば、簡単に全国に向けて発信することが可能です。もとより、 私たちのまち旭川は大都市と比較した住環境では圧倒的な優位にあるのですから、旭川発のすばらしいコンテンツをブロードバンドを通じて、 都会の人たちに向けて発信するのです。私たちのもつ価値観が旭川ブランドの付加価値として地域の新しい力なる。2006年、 今年はブロードバンドで映画や音楽を存分に楽しむだけではなく、旭川発の価値観を全国に向けてどんどん発信していきたいものですね!

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