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第31回 あなた、見られてますよ! の巻

2005年12月21日 18:01

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 恐るべし、Google Earth!

 先月、一般紙やNHKのニュースにも取り上げられたので、ご存知の方も多いと思いますが、 衛星画像を使った地球規模の地図を表示するサービス、「Google Earth」。インストールして試してみると、 まさに地球儀をくるくる回しながら世界中の国のことを考えた子供の頃のような感覚で実に楽しい。それだけではなく、 このサービスのすごいところは地球儀ではありえなかった、特定の場所をそのまま拡大して詳細な地図情報を表示することができ、 標準的には15mの解像度で、さらに世界中の主要都市や興味深い施設では、解像度1mの詳細な画像を閲覧することが可能な点です。

   サービスそのものは6月28日から開始されていたのですが、 それがなぜ今になってニュースとして取り上げられたのかというと、その画像の鮮明さゆえ。インドの大統領から国防上の脅威であると非難され、 またオランダ、韓国などからも同様の苦情がでているというのです。
一昔前で言う衛星写真なんて、まさに軍事用って感じがしたけれど、今や、 電気屋さんで普通に買えるPCとだれもが普通に使えるようになったブロードバンドインターネットで簡単に見ることができるようになってしまいました。 残念ながら(幸いにして?)旭川の詳細な画像は現状では提供されておらず、地勢が判別できる程度のものですが、札幌ドームなんかはもちろん、 ボクの札幌の実家や、学生時代に暮らしていた東京のアパートやよく通った餃子屋なんかも鮮明に見えちゃうのですから、 インドの大統領じゃなくとも、不安を覚える人もいるのかも知れませんね。


ライブカメラの恐怖

media0512-2  Google Earthのように、 国防上の機密施設や原子力発電所のような核関連施設までの映像が、先の環境さえ整えば、テロリストであれ、誰であれ、 簡単に手に入れることができるという脅威とはちょっと違うかも知れませんが、 最近ではライブカメラの映像なんかも十分に怖いといえるかもしれませんね。
元はといえば、給湯室におかれたコーヒーメーカーに、 どのくらいコーヒーが残っているか知りたくて始まったとも言われるインターネットのライブカメラですが、とにかく、 低予算かつ簡単な仕組みで静止画や動画をインターネットに配信できることから、最近ではいつどこで、あなたが撮られて、 しかもインターネットを通じて、知らないうちにリアルタイムで世界中に配信されちゃっているのか、 まったくわからない時代になったと言っても言い過ぎではないでしょう。
カメラに写る個人を特定できない、まちの天気や様子がわかる程度のものならいちいち目くじら立てることもないかも知れませんが、 皆さんも良く知っている例であれば、旭山動物園や旭川冬まつりのライブカメラは条件によっては個人が特定できなくもないので、 会社サボって彼女とデートして、ほっきょくぐま館の観察ドームから間抜けに顔を出しているとたまたま会社の上司が見ているかもしれませんよ!
さらに言えば、特定の個人を覗き見る目的でもこうしたライブカメラは使えないわけではありません。住宅への出入りとか、会社の休憩室とか、 大掛かりに監視カメラを設置しなくとも、比較的簡単に設置し、カメラの画像を通じてあなたの行動を監視できてしまいます。

 

インターネット時代の情報管理とは?

  インターネットの時代になって、「情報」に対する私たちの立場は随分変わりました。この春施行された「個人情報保護法」 が示すとおり、当然、守られるべきプライバシー、さらには企業や国家機密というものはあるわけで、 そうしたものまですべてが公開されて良しと考えるわけではなく、もちろんきちんと保護される必要があるのは言うまでもないことです。 しかしながら、古くは「大本営発表」の時代や「マスコミ」全盛の時から考えると、情報をある特定の人間が都合よく管理して、 利用するなんてことはもはやありえない時代なのかもしれません。
ホームページを制作する依頼を受け、そのコンテンツについてお打ち合わせをさせていただく際によくお聞きするのは、 「そこまで公開する必要はないんだよね」とか「そこまでやっちゃうと管理が大変で…」と言う言葉です。しかしながら、 先の例を考えてみてください。貴社のそうした情報は、貴社の望むと望まぬとにかかわらず、どこかで公開される可能性はありませんか? Google Earthのように、 望まない情報であっても業界団体や組合の情報公開施策の一環で貴社が伏せておきたかった情報が公開されることがあるかもしれません。また、 スタッフや取引業者、お客様から内状が暴露されてしまうことがあるかもしれません。
今や個人が発信する情報だからといって馬鹿にすることはできなくなりました。 インターネットは個人が発する情報にもかつてのマスコミが有したような爆発的な発信力をもたらせてしまったのです。 ブログを使用した個人サイトはRSSという仕組みがサイトの更新情報を一斉に登録サイトに発信し、 トラックバックによってブログからブログへと流通していきます。
今の時代、企業にとって情報を管理するとはその公開の度合いを管理するということではなく、 機密情報以外の一般的な情報は公開されることを前提に、組織の体制を整備していくことではないでしょうか。不都合な情報であればあるほど、 それを隠そうとするのではなく、積極的に開示し、その不都合な事案が発生した原因を追究、改善し、 さらにそれを発信することで信頼を勝ち取っていくような地道な体制の構築こそが、今こそ大切なのかもしれませんね。

 


 

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